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2017.06.06フォーマル、ふたたび。(3)

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少し間があいてしまいましたが、「フォーマル、ふたたび(3)」3回連載の最終回でございます。
その間にも、フォーマル服へのご注文やお問い合わせ、ぼちぼち、そして続々と届き始めました。
どうもありがとうございます。

来年にお子さんの卒入学を控えておられる方、まだまだ先だけど(3年後とか?)用意しておこうかしら。などなど、メッセージも楽しく拝読させていただいています。

さて、3回目はビーバーウールの、ノーカラージャケットから。
実はこのアイテム、フォーマル向けに作ったものではないんです。9月頃からスタートする秋冬ものの、1アイテムだったんですね。なので、カラー展開も今回先行受注販売をしているネイビーだけではないんです。キャメルもあります。
ではなぜ今回のフォーマルラインに急遽加えようかと思ったかと言いますと。

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ちょうど4月の上旬に息子の小学校の入学式がありました。
桜は満開の頃で、でもその時期のお天気は薄曇りで雨の日が多いのですよね。春雨というのでしょうか。毎年そうです。去年なんかは、小学校の入学式の日はザザぶりの雨だったのを思い出します。傘をさしながら、入学式に向かう親子の列を車から見かけたのを思い出します。
今年の息子の入学式は、ありがたいことになんとか雨は降らなかったけれど、やはり薄曇り。ちょっと寒いかなあ。と思って、だんなはんも息子も私も、インナーにはユニクロの極暖ヒートテックを着ていきました。準備万端です。

ところが、入学式が行われた体育館。久しぶりに学校の体育館に入って、懐かしいなあ。とノスタルジックな気持ちになっていたのも束の間。どんどん足元から冷えていき、唇は紫色になるくらい冷えました。あれ、子供の入学式でわたしが緊張してるのかな。とさえ思いました。あんなに冷えたのは久しぶりです。
周りを見ていると、皆さんも同じようにこわばった顔をしていらっしゃいます。スーツ姿でビシッと決まっていたお父さんもマフラーを巻き始める始末。
今時の学校は暖房が完備されているとの噂も聞いたことがありますが、息子が通う小学校の体育館には特に暖房らしきものはなく、1時間あまりの間、ただただ寒さに震えて、可愛い新一年生を見届けたのであります。思わず吐いてみた息、白かったですね。。
これはさむい地域なら、きっとなおさら!

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そんなわけで、今回急遽新作のジャケットの中から各フォーマルワンピースと相性のよいネイビー色のみ、フォーマルラインに加えたのでした。

きっと多くの小学校がそうではないかなと思いますが、入学式の後はそれぞれの教室に行って子供達が先生の話を聞く様子を、保護者も教室や廊下から眺めるんですね。教室の中にはすでに先についた親御さんがいます。寒さでトイレに行って遅くなってしまったわたしは、廊下から息子の姿を見守っていました。
教室には暖房がついていましたが(エアコンありましたね〜)廊下はもちろん寒かったです。天気の悪い日の入学式はあったかいアウター、あるといいな。と強くつよく思いました。

ちなみに、保育園や幼稚園の卒園式は、おそらく暖房のある場所で行われることが多いのではないかな思うので、こちらはそこまで気にしなくてもいいかもしれません。


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そんな、ノーカラージャケット。
カシミヤが30%配合されているビーバーウールで、上品な光沢があるノーカラージャケットです。
もしかすると、この形、少し懐かしい。と思われた方もおられるかもしれません。アトリエナルセの初期の頃に作った、丸襟のウールジャケットがあったのですが、そのデザインをアレンジしたものです。
とはいえ、パターンも一から引き直してもらい、細部のデザインは変わっていますが、フロントのデザインの可愛らしい印象は残しながら、もう少しだけ大人っぽく仕上げました。

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また、きちんとした仕立てだけれど、日常着としても着やすいデザインに、と思い、ボタンはころんとしたウッド調ボタンを並べたほか、比翼の「中布」や胸ポケットの「袋布」(いずれも覗かないと見れないけれど)は綿生地を採用したりしています。
全体の裏地にはキュプラを使用していますが、その他の見えない部分の裏地をコットンにするだけで、洋服の持つ空気感が変わるというか、より日常使いがしやすくなるんです。そんなクラフト的な要素がほんの少しただようようなジャケットに仕立てました。


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バックスタイルは、後ろ中心で切り替え、ベンツもついています。袖も2枚袖で袖口はボタンなしの開きみせなど、ジャケットならではの仕様にもしっかりとこだわっていますよ。

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そして、こちらが普段のスタイルの一例。ノーカラーなので襟があるインナーとも相性がいいですね。また、マフラーやストールなんかも巻きやすいです。

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ちなみに、商品ページには掲載していなかったのですが、クルミボタンワンピースの上から着るとこんな感じになりますよ。

それから、それから。こちらのノーカラージャケットは「10月上旬〜中旬頃」のお届けになります。
その他のフォーマルアイテムは「2018年1月中旬〜下旬頃」のお届け予定。
ですので、たとえばジャケットとフォーマルワンピースを一緒にご注文いただく際にも、納品時期は別々になってしまいます。そのため、ジャケットとワンピースをご注文いただく場合は、それぞれ個別にご注文の手続きをしていただく必要があるのです。この点、ちょっとややこしくて、ごめんなさい。
ジャケットはこの秋冬からのアウターとして活躍した後、フォーマルでも。そんな使い方をしてもらえたらいいな。と思います。

こちらも、ご注文受付は6/12(月)まで。
サイズの目安ですが、通常36サイズ〜38サイズを着用の方におすすめです。

ビーバーウールノーカラージャケットの商品ページはこちらから



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さてさて、さいごは前回好評だった「クルミボタンフォーマルワンピース」。
去年から何度も掲載させてもらい、先行受注後、2月の納品のタイミングにもお問い合わせをとても多くいただきました。あの時、欲しかった・・・!と思ってくださった方、ご用意できなくて申し訳なかったです。

わたしもこんな仕事をしているので、たまたま準備をすることができましたが、こんな仕事をしていなかったら、ギリギリまでフォーマル服どうしたらいいものやら。と思っていたことと思います。
なので、こんな早くからの先行受注のタイミングではどうしてもそこまで考えられないぞ。という方ももちろんいらっしゃるかと思います。
そんな場合、今回先行受注販売をしているフォーマルアイテムは、数は限定されてしまいますが、各取り扱い店さんでも扱っていただきます(※販売しないお店さんもあります)。もちろんアトリエナルセのオンラインショップでも数は多くはないと思いますが在庫を用意する予定ですので、そのときにぜひ!


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前回、フォーマルへの思いをつらつらと書いたある日のハナシのシにはびっくりするほど、たくさんのご感想をいただいて、ああ、わたしだけじゃあないんだな。としみじみ思いました。ある種の仲間意識さえ生まれたほどでした。
そんな思いがつまった、アトリエナルセのフォーマルラインの記念すべき1着目がクルミボタンのワンピース。

わたしが子供の保育園の卒園式と小学校の入学式に着たい!という極めて私的な理由からうまれたフォーマル服でした。
実際、卒園式ではネイビーを。入学式にはグレイのワンピースを。
どちらも悪目立ちせず、その場の空気に馴染んで着ることができていたと感じています。でも、わたしらしく、普段着ている洋服の延長線上にいる感じが、居心地がよかったです。
とはいえ、こういった場ではある種の変身願望も女性には少しあると思うので、そういった意味ではパンツスーツも試しに着てみたらよかったなあ。と今になって思うところもあります。

裏話としましたら、卒園式の朝も朝ごはんの支度をしたり、洗濯物を干したりと家事をする忙しい朝には変わりないので、フォーマル服は汚したくない。そんなわけで、ギリギリまでパジャマでおりました。卒園式に限っては、いつもよりも30分登園時間が遅かったので、ややのんびりして新聞読みながらコーヒーを優雅に飲んでいたんですね。

そんなわたしに、「あれ、まだそんな格好なん?あと15分くらいでいくで」だんなはんの一声。はっ!
洗濯物は途中、洗いものはなんか残ってる。もうあわててクルミボタンのワンピースを着ました、その時、このたくさんついたボタンにイラっとしたのはいうまでもありません。
なので、この服を着るときは余裕を持って着てくださいね。汚れたくなかったらエプロンを。。
私たちが家を出た後、出勤してきたまゆちゃんは、家の中がひっくり返ってて泥棒入った後みたいになってた。らしいです。
息子の小学校登校がのんびりなのは、この親にしてこの子あり。でございます。

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サイズの目安ですが、通常36〜38サイズを着用の方におすすめです。

前回のお問い合わせやご感想で少し気になったのが、袖丈とウエスト切り替えのサイズ感です。
まず、身長が150センチ前半の方だと、袖丈が少し長く感じる、というご感想をいただきました。
158センチのモデル(わたしですが)ですと、袖丈は手首から2センチほど長い袖丈に設定しています。身長167センチのモデルの高井さんでちょうど手首くらいの袖丈です。
肩幅はドロップしているので肩の位置は幅広い体型の方も馴染むようなデザインになっていますが、とても細くて華奢で身長が低い方はちょっと大きいなあ。と感じるかと思います。

また、ウエスト周りですがAラインではないため、着用時にウエストやヒップがやや引っかかる方がいらっしゃるかもな?と思います。ウエスト周りは90センチになり、ウエストの切り替えはちょうど腰骨あたりにくるのですが、ヒップや腰回りのサイズがちょっと心配かな、という方は商品ページに記載してあります各サイズなど、よくご確認いただければなと思います。

さてさてこちらも、ご注文受付は6/12(月)まで。
サイズなどでご心配なことなどありましたら、お気軽にアトリエナルセのメールフォームよりお問い合わせくださいね。

クルミボタンワンピースの商品ページはこちらから



ところで、さきほど、まゆちゃんとだんなはんがこんな写真も撮っていました。

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新作の方のフォーマルドレス。前の投稿でも書きましたが、ウエストでキュッとリボンを結ぶとこんな感じです。クラシックで素敵です。

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リボンの位置を脇に持ってくるのも、可愛いですね。
フォーマルワンピースドレスは、リボンのありなし、結び方、結ぶ位置で雰囲気をアレンジできます。よかったら参考にしてみてくださいね。

・・・・・・

さてさて、「フォーマル、ふたたび」。
3回に分けての連載にさせていただきました。読んでくださった方、どうもありがとうございました。

前回出したフォーマルライン、たくさんのご感想や写真付きでご報告いただいたり、私たちもほっこりとした気持ちでメールやお手紙を拝読しました。とても嬉しかったです。どうもありがとうございます。
お子さんの卒入学だけではなく、お宮参りや、七五三、そのほかにも大切な節目となる記念の日、また習い事での発表会や、ご友人やご家族の結婚式など、、みなさんのそれぞれの人生のハレの日の装いに着ていただけて、とても嬉しいです。
これからも大切に着ていただけるのだろうなあ。と思うと、ほんとうにありがたいなあ。という気持ちでいっぱいです。

そして今回ご注文くださった方は、到着まで楽しみにお待ちいただけたら幸いです。

さてさて。楽しい夏がやってきますね。小学校はもうすぐプール開きです。


2017.06.02フォーマル、ふたたび。(2)

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みなさん、連日こんにちは。
2018年フォーマルライン、「フォーマル、ふたたび」二回目でございます。
と、その前にひとつお知らせが。
インスタグラムをされている方は、ご存知かと思いますが、先週からアトリエナルセ公式アカウントのインスタグラムを作りました。いやはや、今までのわたしが主導となってやっていたインスタも、一応はオフィシャル的な立ち位置を兼ねてやってきたつもりなのですが、アトリエナルセを一緒に運営するだんなはん(社長)が、わたしのインスタを見て「さいきん、プライベートな写真多いのー」と言ったんですね。そしてわたしはこう言ったのですね。「これはわたしのインスタやからね!わたしが載せたいときに、載せたいものを、載せるのだからね!」と。かるい喧嘩を売ってみたのですね。
そうなると、お、こいつめんどうくさいモードに入ったな。と、だんなはんはたぶん思うわけです。デザイナーが嫁だと、こういうとき、結構めんどうくさいと思われます。

そんなわけで、前々からオフィシャルのインスタ、たぶんいるな。と、だんなはんもわたしも、思っていました。そこで、アシスタントでもあり義妹でもある、まゆちゃんとその兄であるだんなはん二人が中心になって、公式アカウントのインスタを始めることになりました。
アカウントは、こちら。https://www.instagram.com/atelier_naruse/

まゆちゃんは、32歳。アトリエナルセではまだまだ若手。30代だけど、若手。
インスタとか、WEARとか、SNS系には抵抗がなく、なんだかいろいろと新しいものに進んで興味を持っているかんじで、ハッシュタグのつけ方とか、効果とか、感覚的にわたしたちよりもわかっている様子。
だんなはんもわたしも、30代だけどアラフォーの30代です。やや40代。そしてやや時代に乗り遅れてきている感がありまして、インスタとかハッシュタグとか、そもそもSNSとか、わかってるようであんまりわかっていない。なにがSNSでなにがなんで。とか、そのへんボヤッとしています。さらに、自意識も強かったりするので、商品を素直に宣伝するのもちょっと抵抗あります。
でも、商品ページだけでは伝えられない商品の良さがあるのもわかっています。でも、いやみなく紹介する方法が自分たちではなんか難しいんだなあ〜。ということで、少し客観的な立ち位置の若手の30代前半のまゆちゃんの目線で、現在購入することができる商品たちの良さを少しずつ紹介していこう。ということになったのであります。

まゆちゃん、この1年、アトリエナルセのアシスタントとして、商品の検品、梱包を中心に実にていねいに仕事をしてきてくれました。丁寧に仕事をする。という姿勢はだんなはんととてもよく似ています。わたしなんかは、ちょっと大雑把なので、かなり検品の精度は上がり、出荷のダンボールや袋はピシッと角がきれいです。
そして、インスタでイメージを伝える仕事も任せることになり、実に活き活きと仕事をしています。コーディネイトを考えたり、だんなはんと写真を撮ったり、まだまだ試行錯誤ですが楽しそうにやっています。
そんなオフィシャルインスタ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ニュースとかの情報もわたしがやっていたインスタよりもかなり正確ですね。ははは

そして、わたしの今までのインスタは「デザイナー成瀬文子の気ままなインスタ」という立ち位置になり、わたしはこれまたますます肩に力が入らず、楽しくあげさせてもらっています。
ちなみに、わたしのインスタへ移動するインスタマークは、こちらの「ある日のハナシのシ」の右上につきました(ホームページ内にあるその他のインスターマークは公式アカウントのほうに移動します)。インスタは見るだけ。の方は、よかったらこちらから閲覧して見てくださいね。

デザイナー成瀬文子の気ままなインスタの、アカウントはこちら。https://www.instagram.com/atelier_naruse723/

と、前置きが長い。長いですね。
最近は活字離れがあるというのに、逆行しています。だれか、読んでくれていますでしょうか。
本題の2018年度「フォーマルライン、ふたたび(2)」についての記事を書かせていただきますね。いいですか。

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連載2回目は、ナチュラルリネンのパンツスーツです。

息子の保育園の卒園式、そして小学校の入学式とありましたが、パンツスーツのお母さん結構いました。かっこよくてきれいな感じのお母さんがパンツスーツでキリリっと決めていらっしゃいました。
普段、スカートやワンピースなどのふんわりとかわいい感じの方がパンツスーツ、というのもなんだかこういう時にはかっこよくていいですね。

フォーマルラインを作ったということもあって、わたしはいろんなお母さんの着ているものをチラチラと気にしつつ、式に参加していました。そして、なるほどなあ。と思ったことは、ワンピースやツーピースなどのスカート系のフォーマルは、生地がフォーマル素材であるほうがいいな。と思いましたが、パンツスーツはナチュラル素材で大丈夫!と思ったのでした。
この、大丈夫!はわたしの個人的な感想なので正確には、きちんとした場所にはやはり素材感は大事で、トロピカルウールやサテンなど、フォーマルらしい少し光沢のある素材感であること。が、定義になるとは思います。
ただ、上下共に同じ素材で着るセットの場合のパンツスーツは、それだけできちっと感がでるアイテムです。なので、フォーマル素材を使うと、リクルートスーツの印象になってしまうということもあります。
リクルートスーツよりも、少し華やかさと、おしゃれ感が欲しい。ということを考えると、意外にナチュラル素材が向いている。と思ったのでした。
前回の初めてのフォーマルでも、リネンジャケットを作りましたが、形がジャケットなので素材がリネンでもきちんとした印象で着ることができました。

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今回はテーラー型ではなく、クルーネックのボタンがたくさんのクロップドジャケットと、少し深めのタックが入ったテーパードパンツとのセットにしました。

ジャケットのパターン(型紙)は、アトリエナルセではコートやジャケットのパターンを引いてくださっている男性のパタンナーさん。ちょっぴりメンズライクでかっこいいものにしたかったのです。
袖のつけ方などは、やや前振り。ライダースジャケットのようなイメージも入っています。わかりにくいですが、これもそうした意図が全体的なイメージを作っているなあ。と思います。

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カラーはナチュラルフラックス(ベイジュ)と、チャコールの2色展開です。
素材は、染色職人さんの手によって仕上げられた少量生産で作られているやや中肉厚の平織りリネン。自然なシワや風合い、色ムラも多少ありますが、ハンドメイドな手触りがある希少な生地です。
あえてこの生地を選んだのは、きちっとしたデザインに柔らかさを出したかったからです。パンツスーツはそれだけでちょっとかっこいいので、もう少しだけ女性らしい優しさが、あるといいな。と思ったのですね。

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ボタンはウッド調ボタン。色移りは本物の"ウッド"ではないので、大丈夫です。

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こちらはパンツの前明き部分。略比翼になっています。パンツのボタンは、厚みがない平らなボタンです。
リネンと生成の綿裏地の組み合わせ、とても好きです。


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ジャケットの裏地も、キュプラではなく、パンツで使った綿100%の生成の生地です。袖の裏地だけ着用時に滑りがよくなって着やすいようにと、キュプラの裏地がついています。

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すこし、袖が前振りになっています。この写真だとわかりやすいですね。
フロントのポケットは、箱ポケットがついています。このあたりがなんだかメンズライクなデザイン。
センターの持ち出し角がすこしまるかったり、ボタン位置と持ち出しまでの間隔もデザインしています。(少しだけひろい)

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ナチュラルな素材を使用していますが、ジャケットの仕様はきちんとしたものにしたくて、腕の形に沿うように袖は2枚袖という仕様だったり、袖口の開きみせは飾りボタンでなく、ちゃんと明くようにしていたり、バックスタイルにはベンツをつけたり、丁寧な仕様の縫製方法をとっています。

できるだけ、フォーマルではない素材感を使うことによって、全体的な印象が柔らかく、優しく、かっこいいんだけど自然体でいられるようなパンツスーツにしました。

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そして、インナーに合わせるものでコーディネイトを楽しめるように。ストライプのシャツとか水玉のシャツとか似合いそうですよね。スカーフを巻いても素敵です。

ジャケットの前を開けて着ると、リラックスした印象にもなります。
お仕事をされている方は、オフィス着としても、良さそうですよね。
また子供の行事でいうと、参観日やら懇談会やら結構色々とありますが、そんな時にも使えそうです。

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合わせるアイテムをかなりカジュアルよりにしてみたら、普段着としても!

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丈感が短すぎずで、スカートとも相性良さそうです。(スカートと合わせた写真がなくてごめんなさい)

パンツは、今期の春夏でも出した少し深めのタックのテーパードパンツですが、こちらも素材がリネンなだけにきれいめな日常使いとして、それから仕事着としても活躍してくれそうです。

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こちらは今期の春夏のテーパードパンツですが、形はおんなじ。素材は平織りなのでもう少しだけ硬いイメージかな?ちなみにわたしは36サイズをはいています。このパンツに関しては、ヒップが大きめなのでペックトップパンツを38サイズではいてくださっている方も36サイズの方がジャスト感があるかな。と思います。ウエストサイズとヒップサイズをご確認くださいね。

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チャコールだとこんなイメージです。(こちらも今期のテーパードパンツですね)モデルの高井さんは、身長が167センチなので丈が長い38サイズをはいてもらっています。
テーパードパンツも、素材がリネンだとかっちりしすぎず、でもきちんとしたい時も使える。という印象を持っています。
今回の平織りリネンは、光沢感はさほどないので普段着としてもよりカジュアルな時でも出番が多そうですね。

今回のパンツスーツは、お子さんの卒入学にはもちろん、また普段着るアイテムの一つとしても。という両方の良さがあるものを作りたかったのです。
そしてパンツスーツとしてセットでのご注文もできますが、ジャケットだけ、やパンツだけ、での単品でのご注文もできます。
ジャケットはチャコールで、パンツはナチュラルフラックス。とカラーを変えてのご注文も可能です。

こちらも、ご注文受付は6/12(月)まで。そして納品は1月中旬頃になります。
サイズなどの詳細は、下記の商品ページよりご確認ください。
ちなみに、ジャケットのほうは通常36サイズ〜38サイズを着用の方におすすめです。
パンツは、ウエストサイズとヒップのサイズ感を確認してくださいね。ヒップと太もも(渡り幅)がゆったりしたデザインなので36サイズでも、普段38サイズを履いている方がジャストサイズですっきりと履けるかな。と思います。

ナチュラルリネンクロップドジャケットの商品ページはこちら
ナチュラルリネンテーパードパンツの商品ページはこちらから


そして、次回「フォーマル、ふたたび(3)」はウールのジャケット(ネイビー)と、前回も出したクルミボタンのワンピースについて語らせてもらいます〜。

2017.06.02フォーマル、ふたたび。(1)

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季節はながれ、6月になりましたね。
洋服は半袖になり、すでに寝苦しい夜なんかもあったりしますね。

息子も4月から小学生になり、元気に毎日登校班で登校しています。坂の下にある集合場所から、一緒に行く登校班のお姉ちゃんやお兄ちゃんが「はやお〜遅いぞ〜」との声をかけてもらったり、2年生の女の子が家まで迎えにきてくれることもあります。そうです。のんびりしています。
集合時間は7時45~50分。50分には出発というのが一応決まっています。でも息子が家を出るのが52分くらいです。7時45分くらいまで朝ごはんをのんびりと食べて、歯磨きをして、さあランドセルを背負って!というタイミングに、息子があろうことか、「・・・・トイレ」と言って「なんでいまなん?!」と、あわててトイレへ行かせる始末。。そんななので、いつもギリギリです。
私はもう朝からイライラして「はよう、せんかい!」と怒鳴ることもしばしば。
4月にはだんなはんと私と二人でのんびりしすぎる息子に怒って、朝から泣かせてしまったこともあります。
慣れない小学生に、怒って泣かせて登校させるなんて、子供も不安だろうに、かわいそうなことをしてしまった・・と反省して以来、怒るけど、泣かすほどは怒りません。
でも、毎朝のんびりな息子を急かして急かして、なんとか送り出しています。

という毎日ですが、のんびりな息子にも私がちょっと慣れてきて、まあ待ってもらおうじゃないか。という態度になってきまして、坂の下で待つお姉ちゃんお兄ちゃんに「おはよう〜ごめんやで〜」と軽く手をふり、許してもらっています。息子も何食わぬ顔で元気に、「おっはよう〜!」と言っているので、まあ大丈夫そうです。へへ


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と、こんな毎朝の風景もようやく日常となってきて慣れてきました。
朝は息子を送り出した後、のんびり夫婦で朝のワイドショーなんかを見ながら、朝ごはんをゆっくり食べて、洗濯したり食器を洗ったりして、アシスタントのまゆちゃんがやってきて仕事が始まります。

そんな忙しい朝を、来年に控えている方。(笑)恐怖ですよね〜。私も、息子が小学生に上がるまで、私には早起きは無理だし、のんびりしている息子を叩き起こし、学童用のお弁当を毎朝作るなんて絶対無理やで。と、思っていましたよ。
でも、大丈夫。人は慣れます。だんなはんだって、息子が小学生になってから早起きになりましたもの。無理と思っていたことが、できていますもの!

と、6月くらいからそろそろ、早い方は来年の準備を少しずつ心の中で考えたりする時期だったりもしますね。まずやってくるのは、ランドセルの注文くらいからじわじわと実感してくるのですね。そろそろ、来年入学のランドセルの注文も今くらいから。我が家もたしか、この時期に梅田にある土屋鞄のショールームへ行って、ランドセルを見てきました。
ちなみにうちは、軽いクラリーノ。値段も一番お手頃。土屋鞄はおまけとかがなんだかセンスがよくって、ブランド自体も真面目で丁寧、な印象がいいなあ。と思いました。

それはさておき、お母さんの卒園式、入学式の服のことはまだまだ先、な気分ですよね。きっと。
アトリエナルセとしても、去年の10月頃から3月頃まで初めてのフォーマル服の話題をしつこく書いていました。(笑)それなのに、こんなタイミングでもう来年のフォーマル??と思われそうですが、そうなんです。
生産のスケジュール上、このタイミングが一番良い商品を作るタイミングとして最良!と判断したからに他ありません。
繁忙期に入った工場はやっぱりごった返しします。うちもアトリエナルセ専用の工場さんではないので、閑散期にしっかりと丁寧に作ってもらいたい。と思い、このタイミングとなりました。
なので、納期はずいぶん先で来年の1月です。それまでに生地をきちんと用意し、副資材(くるみボタンなど)を用意し、縫製場も、しっかりと丁寧に作ってもらえるような時期を選びました。
工場生産とはいえ、作るのは人。気持ちにゆとりがあるないでは、やっぱり仕上がりに差は出てくるのですね。
フォーマル服は、人生においてとても大切な日に着てほしい服なので、より気持ちを込めて作ってもらいたいと思っています。

はてさて、そんなフォーマルの話は、ちょっと飽きたな。と思われるかもしれませんが、今期、初めてのフォーマル服を作って、自分自身着てみて、なるほどな〜へえ〜と思ったこともあるので、そんなことをまたつらつらと書きたいなあ。と思った次第です。毎回長文になるので、アイテムによって分けて3日続けてくらいの連載にしようかと思っています。
すこし、お付き合いください。

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まずは、2018年度のフォーマルラインを順番に紹介していきますね。
こちらは、Aラインのワンピース
素材は前回作ったクルミボタンのワンピースと同素材のトロピカルウール地です。毛100%の薄手のウール素材ですが、通年着ていただくことができる素材感で、ドライな触り心地でウール特有の毛羽立ちはほぼありません。
フォーマルやスーツなどで使用される上質な素材です。ウールは薄手のものは細いウール糸で編まれています。細ければ細いほど上質な生地とされます。またその原料が上質であれば然りです。角度によって見える光沢感が、とても自然でやさしく、上質な手触りだなあ。という素材を選びました。

デザインは、より幅広い体型の方に着ていただけるように。と思い、切り替えのないAラインにしました。そして、すこし可愛さよりも大人ぽさが醸し出されるものを、と思いました。
ウエストには、取り外しが可能なウエスト紐が付いていて、

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目立ちにくい糸ループでのベルト通しなので、紐をつけても、外しても着れるデザインです。

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紐をウエスト位置でキュッときつく結ぶと、オードリーヘプバーンみたいな可愛さが出ます。写真のように、ゆるく結んでもいいですし、後ろで結んで後ろでリボンも可愛いですが、好みはやっぱりフロントのセンターで小さいリボンにするのが好きです。
ネックのあき具合は、ネックレスをした時にちょうどいいな。というつまりすぎず、大きすぎずなあき具合。

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左右にはシームポケット。特に何を入れるわけでもないけれど、ポケットはなんか絶対欲しいのですよね。なんだかね。

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そしてシンプルなフロントデザインですが、バックスタイルが可愛いんです。

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ボタンは中心に向かって少し球状になっているクルミボタン。持ち出しのかどのデザインがいいのです。

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そして特にこだわったのが、袖のデザインです。
シンプルで大人ぽくても、どこかに繊細な可愛さを出したい。と思いました。いうならば、この袖で全体のデザインの印象を出したい。と思ったのでした。
袖口には、細かく繊細なピンタックが並びます。そしてカフスのボタン位置。この端っこにつけることにも、こだわりました。端っこにつけると真ん中があきやすくなるんですね。こだわっても、きれいに見えなかったら意味がない。
なので、隠れた内側に2番目のボタンを。

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こんなふう。
おまけに袖の開きみせは、見返しにしてぐるりと繊細なコバステッチを。これまたとても上質な仕様なんです。見えないところほど、そんな仕様にこだわることで、全体の印象がとても品良く、シンプルな中にキラリとひかる個性をつけました。
どうしたらイメージするデザインになるのか、仕様をパタンナーさんと一緒になってああでもない、こうでもない、あ!あの手がある!と相談しながらデザインの細部を決めていきます。そんなとき、とても楽しくて宝物を見つけたような気持ちになります。
でも、そんな細かいところのデザインは、実は声高にいうのはなんだか違うなあ。とも、思ったりもします。それは、その服をいいな。と思ってくれた人が、直感的にいいな。と思ってくれた時に感じてくれてるものだったりもするからです。
でも、写真だとなかなかその部分は伝わりにくいので敢えて書かせてもらいましたよ。なんだかやらしくてごめんなさい。

でもこのワンピースができた時、とてもいい気持ちがしました。とてもいいワンピースができたなあ。と思いました。
初めてフォーマルを作ったワンピースから、2作目のフォーマルワンピース。1作目とはまた違った良さがある大人のワンピースになりました。1作目があったから、この2作目ができた。という姉妹のような感じです。順番は逆なんですが、クルミボタンのワンピースが妹、今回のAラインのワンピースドレスがお姉さん。という印象です。

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カラーは、グレイとネイビーの2色展開。
シンプルなので、ブローチなんかも映えそうですね〜。

ご注文受付は、6/12(月)までです。
写真は、たくさん用意しています。サイズなども、商品ページでお確かめください。このワンピースは、通常36サイズから40サイズくらいの方までが、それぞれの体型に合わせて着ていただくことができるかと思います。

フォーマルワンピースドレスの商品ページはこちら

さてさて、今日はここまで。
明日は、パンツスーツについて語らせてもらおうかと思いますよ〜。



2017.05.025月です

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我が家の端午の節句は、父からプレゼントしてもらった鯉のぼりの絵と、

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だんなはんが子供の頃に飾ってあったという布でできた兜の額装。
実家にあった、兜の置物はなんだか子ども心にも怖いなあ。そして場所とるなあ。というのがあったので、我が家は毎年この2つを飾ります。

こどもが小学校に入学して、怒涛の4月もようやく終わり今日からゴールデンウィークです。
アトリエナルセも、4月は一年で一番忙しいのじゃないか。というくらいの展示会前のドタバタが過ぎ、展示会も無事終了し、小学校の給食も始まり、ほっと一息です。

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うちは共働き家庭になるので、息子は学童保育に入っています。4月からの新しい生活で子供も毎日遅くまで学校の授業のあと、学童ときっとクタクタだろうなあ。と思いつつも、私たちも必死だったので入ってもらわざるをえませんでした。
とはいえ、働くお母さんも多かったみたいで1年生は半分くらいが学童保育生。
保育園の延長のような雰囲気は、ほっとするみたいで、おやつも出るし、漫画もあるし、お菓子の空き箱でなんか工作しても良いみたいだし、先生は保育園の先生みたいに優しいし。で、ときどき、仕事が早く終わるときは早めに迎えに行ってみたら、ちょうど工作に夢中だったりしていると、しばらく待たされたりなんかもして、みんなと同じ5時に集団下校がよかったなんてことも言っていて、安心しました。おまけに宿題も済ませてきてくれる。ありがたい・・・

ただ給食が始まるのは4月の終わり。ちょうど展示会開催中の時くらいからかな?それまでは毎日お弁当を持たせていました。保育園のときも、月に1回お弁当日があり前日からドキドキして朝寝坊しないか心配だった私ですが、この1ケ月でずいぶん鍛えられました。
普段のおかずを、冷凍保存。この技を身につけた私に、こわいものはありません。
世の主婦たちは、こんな技を隠し持っておったのだな。と実感しては毎度感動しておりました。(大げさですが・・・)
毎日作る朝昼晩のご飯の主に副菜ですね。それをせっせと少量ずつ残しては小分けのタッパーに入れて冷凍。そして主菜はコープ自然派というのを取っているんですが、そのコープさんの冷凍食品をちょっと焼いたりなんかして入れる。なんとまあ、5分でお弁当ができてしまう。びっくりしましたがな。
そして、せっせと貯めた冷凍のおかずがたまり過ぎちゃって、冷凍庫がいっぱいになってしまったので、自分たちのお昼ごはんにもお弁当を作ったりなんかして。
仕事をしていてお昼になっても、お弁当があると楽ですねえ〜。お茶を入れたらいいだけだもの。毎度、簡単なものですが作ったり、パンを買ってきたりしていた夫婦のお昼ごはんだったので、お昼のことを考えなくても良い。というのは、かなりストレスがなくなりました。
給食が始まっても、せっせと作り過ぎたおかずを冷凍保存に回して、貯金するみたいな気分になっています。
なんで前からそうしなかったんだろう〜と、今までをちょっと後悔するくらいです。

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さてさて、たのしいゴールデンウィーク。
大人気だった、モノトーンフラワーソックス、一部取り扱い店さんから先行で再入荷していますよ。アトリエナルセのオンラインショップでは、お休み明けの9日(火)から、5月の新作と一緒に再入荷販売です。欲しかったな。と思ってくださっていた方は、この機会にどうぞ。
レッドなんかは、デニムとの組み合わせに相性抜群ですね。秋冬もいけそう。
写真のベルスリーブのブラウスも、5月の新作です。真夏にほんとうに涼しいなあ。というブラウスが欲しいわ〜と思ってつくったブラウス。袖からも風が抜けてほんとうに涼しいのですよ。と、夏はまだまだこれからですね。

たのしい、お休みをお過ごしください。

2017.04.064月になりました

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4月になりました。
こどもは保育園を卒園し、はやくもあたらしい生活が始まっています。
3月4月と繁忙期のアトリエナルセ。こどもには春休みを・・と言ってあげられる余裕がなく、今週から学童保育さまに預かっていただいております。
車で片道20〜30分かけて通っていた保育園から一変、小学校は徒歩片道10分くらいです。入学式までは、保護者の送迎が必要なので朝と夕方、こどもと二人で歩いて登校。学校がはじまったら、集団登校と帰宅も地域ボランティアの方が自宅近くまで学童の子供達を集団下校で送ってくださいます。
今週だけでしたが朝夕のこどもと二人で登校するのが、なかなか楽しかったです。山沿いの町なので植物が少しずつ蕾になっていったり、開花している花があったり、ほんとうに日に日に変わる景色。この1週間はとくにそうだったのかもしれません。

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子供を送っていったあとは、少し遠回りして山沿いの道をゆっくり歩いて帰ります。山桜がきれいに咲いてきています。
この朝夕の散歩みたいな送迎、きもちいいから習慣にしたいなあ。と思いながらも、理由がないとなかなか行かないのだろうなあ。というのもわかっているので、とても素敵な一週間でした。
心配していたお弁当作りも、日々の晩御飯を少しずつ冷凍にして置いておいたので毎日解凍して、それを詰めるだけ。卵焼きを足したり、コープさんの冷凍を少し焼いたりしてそれくらい。10分でできちゃうお弁当。

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ドラえもん弁当。これは保育園さいごのお弁当日のとき。学童にいってからはおにぎりじゃなくてごはんをそのまま詰める方式。


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少し時間はさかのぼって、こちらは3月にだんなはんの実家の伊勢へ帰省したとき。ふつうの週末だったので、日帰りだったのだけど、とてもいい気分転換になりました。こちらは、おかげ横丁のにぎやかな通りの裏にある河原沿い。
とってもきれいな川です。泳いだらだめだったけど子供の頃、泳いだんやで〜とだんなはん。

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きれい〜〜これはおよぎたくなるね。伊勢は神がかってるぜ。

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赤福ぜんざいもいただきました。お義母さんに夕ご飯たべられへんようになるで〜と言われていたのに、食べてしまいました。義妹家族といっしょ。

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ぜんざいを食らうオッサン2人。

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こどもたちは、ぜんざい好きじゃないんですね〜。この味がわからんのやねえ。

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晩ごはん、ごちそうでした。。お義母さん、約束まもらなくてごめんやで。でもしっかりおいしくいただきました。
従兄弟3人。うちは一人っ子だけど、この2人のおかげで兄弟体験をさせてもらっています。みんな仲良し。

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伊勢のお取り扱い店さん、blancさんにも寄らせてもらいました。
お客さんでたまたま、アトリエナルセのモノトーンフラワーソックスを買ってくださっている方に数名遭遇しました。ありがとうございました。
だんなはんの実家も近くて、blancさんのある商店街にはよく子供の頃、ときどき行ったことがあるそうです。なつしかしいなあ〜と近所をうろうろしていました。
こんなふうに仕事でご縁がまたできるなんてなあ。と、しみじみしますね。


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そんなこんなで、アトリエナルセの話題も。
ミモザ、ミモザの今季のアイテム。ミモザのスカーフはナチュラルフラックスカラーは、あっという間になくなってしまいましたが、チャコールもあとわずか。
ご近所さんのミモザの木もいま満開です。我が家のミモザはちょっと種類がちがうみたいでもう少し。ミモザの花ってなんてかわいいのでしょうね。ソックスも作りましたよ。ちらりとみえるミモザ柄。

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定番のサロペットパンツも、今季はリネンのナチュラルフラックスカラーも新登場。リネンでサロペットパンツをつくるのはひさしぶりです。厚手のツイルチノリネン。風合いがやわらかくていいですね。オンラインショップ限定で40サイズも販売します。定番のインディゴコットンもでますよ〜。
そして、モデルの高井さん。TOFUDIARYでもおなじみです。高井さんが4月から、アトリエナルセの仕事もしてくれることに。ほんとうにアトリエナルセスタッフになりました。モデルだけじゃなく、イラストレーターやデザイナーとしての力もお借りすることに。すこしずつにぎやかになってきたアトリエナルセです。

2017.03.25わかれの季節

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みなさん、お元気でしょうか。
ある日のハナシのシ、書くのがちょっとひさしぶりです。インスタを始めて以来、どうにも手軽にアップするほうにいってしまっていました。
ブログ更新、たぶん今インスタの影響でしなくなっている人が増えているんじゃないかなあ。と思ったりするわけです。で、見るひともたぶん減っているんじゃないかなあ。でも、そんなの関係なくここにはここにしかない空間があるわけで、大事にしていきたいものです。

前置きが長くなりました。
先週、息子が通う保育園の卒園式がありました。この日のために第一弾のアトリエナルセのフォーマル服を着る本番の日でありました。カタログとほぼ同じコーディネイトで(笑)ちょっとちょっと。と思いますが、でもなんとも心穏やかに参加できました。いつもだったら、周りのひとの格好を見つつ、これでよかったのかな。どうだったのかな。とドキドキするいつまでも慣れない冠婚葬祭行事の格好。浮くどころか沈んでいることが多かった過去の失敗コーディネイト。
今回は、そんなそわそわがなかったですね。TPO大事です。
でも、心の奥底ではほんとうはフラワータイツ履いて紐靴はいていきたいなあ。と、フォーマルの枠を超えたがる自分がいましたね。

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個性をだしてドキドキするいつものパターンからのやっとこさの脱却。でも、ちゃんと自分の好きな服を着ている。というのは満たされていた気がします。
インスタでも、みなさんからの温かいメッセージをいただきほんとうに嬉しく思っています。みなさんのハレの日に、この服が名脇役となってくれていることに、とても嬉しいです。

フォーマルウエア、なんとつぎの秋冬企画でもひきつづき作っていくことにしました。生産の都合上、春夏アイテムではなく、秋冬アイテムから今後は出していく予定です。新作はもちろん、今回のクルミボタンのワンピース、反響がとても大きくまた作ってほしい!との声をありがたいことにたくさんいただきましたので、次回も生産します。
今回のように、ほんとうに欲しいと思ってくださる方にきちんと届くように受注生産(オンライン上で受注予定)、取り扱い店さん、オンラインショップ(では多くは出しません)で販売します。生産スケジュールなどは、また決まってきましたら随時お知らせいたします。


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卒園式の会場で撮影したかったのですが、(門の前とか)ふつうあるであろう、卒園式の看板がない。ということで、結局なんだか撮り逃してしまい、自宅で帰ってから記念撮影しました。
そうそう、主役は子供。ですが、子供のスーツはイオンで買いました。(笑)安いな。ほんとうに安いんだな。ちなみにこれ、去年の七五三用に買ったもの。卒園式、入学式をみこして(そして成長具合をみこして)3回分の行事をこなす110センチサイズ。靴もイオン。ポイントたまったもので買ったのでタダでした。靴下は卒園式は黒とかネイビーがいいみたいですね。

だんなはんも、普段スーツを着ない人なので結婚式でスーツを作って以来のスーツ買い。体型もやや変わったし、なんだかピチピチだったし黒しかないし、新調しよう!と、数年前からいい続け、ギリギリのタイミングで購入。

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だんなさまの服装も、嫁としては気になりますよね。ネイビー系のスーツです。ネクタイ、ずれちゃってますけど水玉。ネクタイだけ見ていると派手かなあ。と思っていましたが無地よりもこちらのほうが似合っていました。
セレクトショップで買ったので、種類も数種類しかなくて逆にすぐに決まりました。これで入学式もばっちりです。

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はやいもので、4月からは小学生。
保育園にはほんとうにほんとうにお世話になったなあ。と感謝の気持ちしかありません。
先生方に会えなくなるのがほんとうに寂しいという気持ちになっています。それくらい、なんだか勝手に拠り所にさせてもらっていたなあ。
とてもいい保育園でした。先生方はお父さんお母さんのように子供を育ててくれていました。考えてみれば親よりも一緒にいる時間が長いのだもの。
いい意味でゆるくてやさしい保育園。親はほんとうにストレスなく預けさせてもらいました。その分、先生がいろいろと引き受けてくれていたなあ。と思います。
卒園式後も3月31日まで預かってくださる保育園。はたらくお母さんにとって、ほんとうにありがたい。春休みがなくてごめんよ。という気持ちもありますが、あと1週間保育園いかせてあげたいなあ。とも思うわけです。
送りはわたし、迎えはだんなはん。のタッグを組んで、毎日片道20分かけて車で登園していました。いつも遠いなあ。とのんびり屋の息子をせかして、怒ってなんとか車に乗せての毎日。仕事でいきづまっていたり、だんなはんと喧嘩してしまった日も、保育園に送りにいって元気に挨拶してくれる先生と会うと、気持ちが切り替わって元気をもらえたりしました。
今まで担任してくれた先生みんなが、担任でなくなっても成長をみてくれているという感じもよかったです。きっと同じように新米の父母であるわたしたちのことも、見守ってくださっていたなあ。とも、おこがましくも感じます。

別れと新しい出会いがある、なつかしい春の空気です。

子供の成長は、はやいなあ。でも、6年前とは全然ちがう自分もいるなあ。と思うわけです。

2017.02.16つくること、絵をかくこと

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ともだちがやっているベーグル屋さん杢キリンのロゴを、考えています。
クレパスでいろいろと描きながら、絵を描くのはたのしいなあ。と、あらためて思いました。

来年の秋冬でつくるブラウスの新しい柄の刺繍テキスタイルのデザインをやったり、ロゴのデザインを考えたり、絵を描くことがちょっと続いていました。
あたらしいポストカードのイラストも描きたいし、ひさしぶりにプリントのテキスタイルも作りたいなあと思っているところ。

去年の4月から、義妹のまゆちゃんがアシスタントにはいってくれてから、すこし創作の時間がふえました。
うちは小さいアパレルブランドですが、小さいといえども夫婦ふたりでいろんな業務をこなすにはなかなかやることがたくさんありました。日々、目の前にあるこまかな仕事を順番にやっていくと、ゆったりデザインを考えたり、チクチクものを作ったりする時間がなかなかとれませんでした。
デザイナーなのに、子供の服に刺繍ひとつする気持ちの余裕がないので、取材で刺繍や繕いものをする仕事なんかがくると、よろこんで公私混同で刺繍したりなんかしていました。
子供が生まれてからの6年、育児と仕事の両立はほんとうに大変でした。やりたいなあという仕事がきても受ける余裕がなく、お断りせざるをえない。ということも何度かありました。アトリエナルセをまわしていくことで精一杯!という頭から、こんなこともしたいな。あんなこともしたいのだよな。という余白がうまれてきました。
でも、ぎゅっと詰め込んだ時間の中でうまれてくる良さもあったり、いまだけしか作れないというものもあるなあ。と思うところも、ありました。

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3人体制になったアトリエナルセ。もうすぐ1年がたちますが、なんとも居心地のよいものになってきました。
気がちいさい3人組ですが(笑)それぞれがそれぞれの分担の中で、こつこつ真面目にやっていく。というのができています。

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こちらは、父の個展へいったときの写真。ひさしぶりに大阪の淀屋橋のマサゴ画廊というところでの開催でした。この画廊で父と母は出会って、結婚。(母の個展に父が見にきました)
画廊のオーナーは、いまでは90代。わたしも子供の頃、父や母が個展をするとき連れて行ってもらって、1日画廊の片隅にある机でお絵描きしながら父や母の仕事風景をみていたのを思い出します。
ハヤオにも、じいじの仕事をみてほしいなあ。と思い、ふたりで行ったのでした。どんな記憶として残るのかなあ。とおもいます。
息子のハヤオは、ものを作るのが大好きな男の子で、ほんとうにいろいろなものを毎日毎日作っています。その時々で、影響されたものから自分の世界に派生してつくるのが好きなようで、今年にはいってからなぜか急にはまりだした「ドラえもん」。だんなはんと2人でツタヤへ毎週通って昔のドラえもんから映画のやら、いろいろと観ています。
ドラえもんから派生した「ネコえもん」というハヤオオリジナルキャラでお話しをつくり、映画のポスターをつくり(笑)オリジナルで映画のうたまで作詞作曲するんですね。こないだなんかは、白色の色鉛筆でドラえもんの絵をかき、1円玉でけずると絵が浮き出てくる。という仕組みを発見したらしく、オリジナルで削るカードゲームなんかも作っていました。
(お金がすぐにとりだせるという我が家の雑然さが伝わるエピソードですが・・・)
子どもの創作意欲はほんとうにすごい。
わたしやだんなはんに似て、気が小さくて泣き虫なところがあって、友達ともうまくできているのかいないのか、いろいろと心配な息子ですが、好奇心旺盛なことや、すきなことをみつけることができたならば、たぶん楽しい人生になるのではないかな。とおもいます。オタク万歳。いろいろとバランスの悪そうな人生ではありそうですが。。


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6歳の誕生日には、みずからせっせと部屋の飾り付けをしていました。なかなか可愛らしいものばかりでした。ケーキも自分でやりたいのやと、せっせと旗をつくったり、わたし主導ではつくらせてはくれません。

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そのわりにシンプルな飾り付けでした。

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さてさて、ちょっと遅くなっている2月の新作。
フォーマルウエアもあるので、はやくはやく!と思っているのですが、撮影があったりいろいろとあったりで、オンラインショップの販売は2/22(水)のスタートになりそうです。
以前つくったトロピカルウールのタックブラウスと、リネンパンツでフォーマル。というのもいいな。と思ってコーディネイト。ブラウスはグレイのみ数着ストックがある商品です。

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高井さんが着るフォーマル。高井さんの連載ブログ「TOFUDIARY」のFUくんも今年小学1年生です。

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寝癖がついたまま、撮影に挑むというアトリエナルセのコンセプトを地でいく、デザイナーです。胸元についたアクセサリーは川端さよこさんのもの。カモミールのお花のブローチです。

フォーマルウエア、11月にオンラインショップで先行受注をさせていただいたものは、それぞれお客様のもとに届いているかとおもいます。試着もしないでご注文、オンラインショップで買うのはなかなか心配だとおもいます。どうだったかな。大丈夫だったかな、と、思いながら送ります。
みなさんのこれからのハレの日に着ていただく大切な服になるといいな。と思っています。

2月のオンラインショップでの販売分は、数着になります。たくさんはご用意できていません。はじめてのフォーマルウエアだったので、わたしたちもおそるおそるの生産となりました。にもかかわらず、ありがたいことにとても好評いただいて、お問い合わせも多くいただいて、とてもありがたいなあと思っています。
わたしが書いたある日のハナシのシでのフォーマルへの思いにも、共感いただく方が多くてびっくりしました。そしてとてもうれしいなあと思いました。

今回ほしいな。と思ってくださっている方みなさんにはお届けできないかもしれませんが、これからもフォーマルウエアは作っていきたいなあと思いました。またどうぞたのしみにしていただけたらうれしいです。

2017.01.16寒波到来です

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ゆき、降ってますか〜
ひさしぶりに関西もゆき景色です。でもいいお天気なのでお昼になる前にきれいにとけてしまうくらいの雪。

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猫のイチローも、一応ベランダに出てゆきの感触を確かめた様子。かわいい足跡がついています。

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5歳の息子も、ゆきが溶ける前にとせっせとミニ雪だるまを作っています。
手袋があると細かい目とかがつけれないので素手です。すぐに真っ赤になって冷たくなるはずなのに、ずっと素手で雪遊びしています。さすが子供です。

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おそくなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。
我が家のお正月は、のんびりと宝塚で迎えました。渋滞をさけるためにだんなはんの実家の伊勢へは7日からの連休に行こうかなあと思っていたら、6日あたりから息子が発熱。長引いて長引いて、今日(1/16)からようやく保育園へいくことができました。インフルエンザでも肺炎でもなく、ただの風邪でしたが咳が長引いて、内科と耳鼻科へ行ってようやくおさまってきました。今回はわたしやだんなはんは無事。
ただ、長すぎる冬休み。自宅が仕事場なので子供がいるとどうしても子供のペースにつきあわされるので、なんだか疲れましたね〜
写真は、アシスタントのまゆちゃんの仕事のじゃまをする息子です。息子からすると叔母にあたるまゆちゃん。毎日まゆちゃんが来てくれるので(まあ仕事だからさ)遊んでもらえると勘違い。

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これでは全然仕事できないよ。ということで、わたしはアトリエ別室にひとり避難させてもらいました。ちょうどひさしぶりに天然生活の取材もあって、チクチクと作りにいったりしていました。
だんなはんとまゆちゃんには、子供をおしつけてしまって申し訳ないですが、やや頭はスッキリとしました。

あしたはひさしぶりに、大阪のパタンナーさんの事務所へ。つぎの秋冬の新作のトワールチェックです。どんな形にあがっているのか楽しみです。
そして春夏の商品は、そろそろ工場さんから入荷してきます。フォーマル服の納品前なども確認が終わりましたよ。とてもいい出来でございました。
公私混同で考えたフォーマル服。息子はもうすぐ6歳になります。そして3月は保育園の卒園式、そして4月になったら入学式。今日は学童保育の申請もしてきました。わたし、小学生のお母さんになるのかあ。と、思います。
初めて子供を妊娠したとき、子供が小学生になるなんてなんだか夢のまた夢のように遠い未来に感じたなあ。ということをふと思い出します。
なんだか日常はだらだらと長く、自分の自由時間は少なく、仕事や子育てやちいさな悩み事に追われ過ぎていきますが、いつか振り返ったときに、きっとなんだかいい時代だったなあ。と思うのだろうか。なんて思いますが、最近はその振り返ったときに横にいる息子が大きくなっているのもまた楽しいかもしれないなあ。とも思うようにもなりました。
一緒に居酒屋でお酒をのんだり、旅行へいくこともできるかもしれません。

と、最近になってはじめた写真の整理をしながらふと思うようになったのでした。

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友達夫婦といった、北欧への新婚旅行の写真を整理しながら、またあの自由な時間がくるのだなあ。と思うと、それはそれでなんだかとても楽しみでございます。

2016.12.30年末の我が家

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年末大掃除。
子供の冬休みになる前にやりたかった仕事場の模様替え。だんなはんと私のスペースの交換作業。

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奥の私のスペースにだんなはんのスペース。(なんか趣味のものが多すぎるんですけど〜)

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窓際と本棚に机を寄せて、本棚の書類などを取り出しやすい環境に。本も少し断捨離しようかと思いましたが雑誌なんかも古くなればなるほど、ファッション雑誌なんかは時代をあらわしているものが多くて捨てられないぜ。つい、これゆっくりまた読み返してみたい。と思うものが多いのですね〜
なにはともあれ、模様替え完了。なんだか新鮮な気分で早朝だれも起きていない今、パソコンに向かっていますよ。

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昨日から冬休みにはいった息子。
このそばで私たちは、せかせかと大掃除中。そんな私たちにおかまいなしにどんどん散らかしていくんですな。ただ、ものを作りたいということは親としても嬉しいことだし、子供らしく大胆に作っていくのはなんかいいなあ。とも思うので、なんとなく止められないのですよね。
ただ、子供ですし作るのにちょっと飽きてきたらこの状態のままでトランプを始めたり、私たちのじゃまをしたり、(イオンに行きたいよお〜と言ったり、昼ごはんの時間じゃないのにおなかがすいて死にそうだよ・・と訴えてきたりする)DVDを観始めたりするので、そうなったらまず「片付けてからやあ〜〜!!」と言ってみるのですけどね。

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これは昨日の朝ごはん。杢キリンのベーグル何個買ったんだかわからないですがかなり大量買いしていましたがついに残り2個となりました。残り半分をきったあたりからだんなはんと半分こずつして食べています。いや〜美味しいです。
以前しまちゃんが家にきてもらったときに教わった、家で食べる美味しい食べ方をちゃんと守って食べているのでほぼお店で食べたときと同じ食感と味です。黒糖や、栗やサツマイモや、わたしが好きな味をチョイスしていたのですが本当に美味しかったですよ。
しまちゃん、まっちゃんごちそうさまでした。

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さかのぼって、これは23日に子供の保育園のお友達の家でしたクリスマス会。ごはんはそれぞれ持ち寄りです。みんな盛り付けも含め、とても上手です。わたしはいろいろサラダを作ったり、珈琲のドリップセットを持ち込み。(ケーキの時に絶対珈琲のみたくて)なかなか好評で嬉しかったですな。

子供が年長さんになってから、急激に仲良くなったお母さん方。多いときで5人から8人くらいになることもあるのか。保育園なのでみんな働くお母さんなのでいける人だけ参加な自由な感じが、わたしにはあっていてときどきランチをしたり、お休みの日に子連れで集まったりしてつきあっています。
世間でいうママ友のイメージもあったり、幼稚園に通う友人の話を聞いてママ友ってなんかこわいんですけど〜と思うところもあり、はたまた子供が小さいうちは保育園に預けている間はしっかり仕事せねば!と肩に力が入りすぎていたところもあって、そもそも周りをみる余裕がなく、親しくなるお母さんというのがあまりいなかったんですね。
しかも息子があまり保育園での様子をしゃべらないというのもあって、息子のクラスメイトの名前も全然わからないし覚えられない。スーパーや図書館で偶然会っても保育園が一緒の子だなあというのはわかっても同じ年の子かどうかさえ、わからないんですね〜

そんな具合だったのですが、なんでしょうね。子供が年長さんになってなんとなく子育てがちょっと楽になってきたなあ。と感じてきて、仕事にも少し気持ち的に余裕ができてきた頃だったからか。そして、なんのきっかけだったかちょっと忘れてしまったけれど、もっと人見知りしないで人付き合いしていったほうがいいなあ。と思うことがあり、ちょっといつもよりも人との壁を低くしたようなタイミングで、いつも挨拶だけしていた保育園のお母さんからランチを誘われて、たまたま仕事も大丈夫なときで、なんとなく行ってみようかなあ。と思ったのがきっかけだったのかな。

いくと、なかなか楽しかったんですね〜。みんな職業も趣味もちがっていて、キャラもそれぞれ。はたまた年齢も20代から40代までバラバラなのに、なんかそのバラバラさ加減が面白いのですねえ。
そしてメンバーがなかなかみんな、個性があっていいお母さん方でした。
なにより気楽な雰囲気のある人達なので、会うとたのしいなあ。というのと、うちはひとりっこなので友達と遊んだり喧嘩したり、休日もそんなふうなつきあいがあるのが、なかなか助かっています。

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掲載の許可済み。(笑)
兄弟がいる子がほとんどなので、小さい子もたくさんいます。この日はわたしを合わせて6人のお母さんとその子供たち。いつも場所を提供してくれる器の大きいお母さんのおかげで、こんな楽しいクリスマス会ができました。
みんな小学校は校区が違うので見事にバラバラです。でも、ときどきまたこうやって集まれたらいいなあ。と思っています。

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みんなの持ち寄りの残ったものは、みんなでそれぞれ分け合って持ち帰り。我が家は翌日の朝ごはんになりました。一食でもつくらずに済むというのが、主婦にはありがたいことなのですな〜

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そんなこんなで、今年もあと2日。
仕事の話題よりも、プライベートな話題が多いある日のハナシのシ。
最近、ご注文をくださったお客さまから、杢キリンのしまちゃんとコンビだったクルールというハンドメイド作家さん時代から、ある日のハナシのシをたのしく読んでくださっているというお手紙をいただきました。かれこれ15年近くになるのかな、このブログ。実家での独身時代から大阪でのひとり暮らしを経て、当時つきあっていた彼氏とうまくいったり別れたり(笑)、ついには結婚して子供ができて。という有名人でもなんでもないわたしの人生を知っている人たちがいるのだなあ。と、改めて考えると、わたしこんなにプライベートをさらけだして、なんだかちょっと恥ずかしくなってしまいますが、まあ深く考えない性格なので続けてこられたのかもしれません。
だれかのためになっていることもあるかもしれないし、私自身のために思い出として綴っているところもあります。

今年もどうもありがとうございました。みなさん、よいお年をお迎えくださいね。

2016.12.21森山直太朗の話と、続・子育て記録

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あっという間に、今週はクリスマス。
数年前から、12月はなかなか忙しい月になりました。
アトリエナルセでは月のブローチや、ハンカチや、今年は出せませんでしたが陶器があったり、クリスマスらしいものをなにかつくりたいな。と思って「アトリエナルセノクリスマス」シリーズの商品を出すようになりました。


写真は、「どこか遠い国の冬の朝」という名前のハンカチ。スケートをしている子供達の刺繍です。楽しいだけじゃなくて寒い国独特のしずかで冷たい冬の空気感を感じるようなハンカチになればいいなと思いました。
長野県に小学校4年の冬から高校卒業までを過ごしましたが、さむい地域特有の冬の風景っていうのがあるのですね。しんとしていて、なにか淋しいんです。学校からの帰り道など、雪の積もった畦道を歩いていると雪を踏みしめる自分の足音と、息の音だけが聴こえて、なんとも切ないような孤独な気分になるのですよね。
そのとき、なにを考えていたのだったか。好きな男の子のことや、友達とのこと、将来のこと、なんだかどれも不確定で自分の存在感があやふやで、なんだかなあ。という気分になったものだなあ。と思い出します。
こういう空気感って、今思うととても大切な時間で、愛おしいものだなあ。と思いますね。
これからは、この気分を子供が味わっていくのかもしれないなあ。と思うと、なんだかいいものです。

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我が家は、なんだかいつもごちゃごちゃしています。ツリーの横に賞状があるでしょう。あれはなにかというと、

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じゃじゃーん
11月に、西宮ガーデンズに森山直太朗がやってきたのでした。わたしはベストアルバムを買い、握手&写真撮影権を獲得。
正直いうと、森山直太朗さん(よびすてにできない)のことは、テレビに出ているとなんか見てまう。くらいでしたが、ある日新聞と一緒にはいっていた西宮ガーデンズの広告で小さめに載っていた「森山直太朗無料ミニライブ」の告知をみつけ、やや興奮し、絶対にいきたい。と思ったのでした。小さめに載っているあたり、ガーデンズも混乱をできるだけ避けたいのだな。という意図を感じ、よっぽどのファンじゃなければ多分このことは皆あまり知らないことなんじゃないか・・・と、混雑になるのを少しでも回避しようと友人などには内緒にしていたくらいです。
そしてこの日、夙川で毎年お世話になっているギャラリー6cで開催の伊東写真館がありました。その撮影を終えるのが12時頃。ライブは13時半頃。直太朗混雑がやや心配ではありましたが、まあもし見れなかったらしかたないか。と思ってはおったんです。ただ、みたいな。みれたらいいな・・。いや、ほんまは絶対みたいな。と思っていました。
6cからガーデンズまでの道のり、(だんなはんが運転する車です)だんなはんは何度も道を間違えました。ふつうだったらまちがえへんやん。というところを間違え、遠回りになりました。その度、わたしはちょっとイライラしてしまいました。でも、なんとか30分前にガーデンズに到着。そして道はさほど混んでおらず、ガーデンズの広告の小ささに感謝いたしました。
そしてライブでは、最後あたりに会場に入ったにも関わらず1列目の隙間に座れかなり近くで直太朗さんの歌を聴くことができましたよ。そして、しっかりと握手会と撮影会にも参加してきました。
握手会の列に並ぶ間、息子がわたしの携帯をいじっていて(ぼーとしていて気付かず)一時、携帯にアクセスできないというアクシデントが。(子供が何回もパスワードを多分間違えていたんでしょうね)今回の撮影会は、お客さんの携帯で写真を撮ってもいいですよ。という撮影会だったのです。
お恥ずかしながら、結構本気で息子を怒ってしまいました。「写真、撮られへんやろが〜〜!」と、必死の形相の母。息子のやや動揺した顔がわすれられません。
でもなんとかそれも解消され、どんどこ握手&撮影会の順番が近づいてきます。おかしなもんで、順番が近づいてくると周りから私語が消え、結構しずかです。(笑)みなさん、緊張しています。わたしも例外ではありません。そしてわたしの頭の中では、「一言、なにか一言しゃべりたい」という欲求がやってきます。でも、あまり直太朗さんのことはよく知りません。なのでなにか良いことを言いたいという欲求が厚かましい。と自分の中でひとり葛藤が続きました。そして子供はそんなやや異常事態の無言の母に「ねえ、はやく帰ろうよ〜」と。なんか怖かったんでしょうねえ。。でもそんな息子の気持ちを考える余裕などなく、直太朗さんに聞こえてしまうやないか!とのこわい形相で、「しっ!すごいひとなんやで!すごいひとと握手できるんやで!」という必死な母に、子供はやや困惑しておりました。

・・・・長いですね。思った以上に長く書いていますね。
こんなに長く書くことではないですよね。
いや、でももうここまで書いたのですし、最後まで書かせてもらってもいいでしょうか。

・・そして、ついに順番がやってきました。
直太朗さんはまず、息子を見て「わ〜ありがとうねえ〜」みたいなことを言って、(よく覚えていません)息子と握手し、わたしの右手を直太朗さんの両方の手で包み込むように握手をしてくださり、そして写真撮影ではわたしの背中にそっと手をあててわたしと息子をつつみこむように写真を撮ってくださいました。
たぶん、息子もわたしもその瞬間、「あ、好き・・・」となったのだと思われます。さっきまで機嫌が悪かった息子がニヤニヤしだし、わたしもニヤニヤしだし、あっという間に次のひとの番になりました。
のぼせたようにボ〜ッとしながら、会場をあとにし、外で待っていただんなはんにちょっと申し訳ないような気分にさえなりました。だんなはんに言わせると、会場からでてくる女性、みんな魂抜かれたような顔してたらしいです。

それからです。
結構ずっと森山直太朗を聴いています。追加でCDも購入しました。森山直太朗のラジオも聴いています。有料で聴くラジオとかも聴いています。車を運転中「生きてることが辛いなら」を聴くと涙で運転不可になります。
大ファンになりました。たぶん、日本全国でおなじような現象が起こっているのではなかろうかと思われます。

読んでくださった方、どうもありがとうございます。どうもすみません。


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ちょうどそれは、2017_18秋冬デザインの期間中でございました。
先週、パタンナーさんに企画書を託し、わたしは靴下や刺繍の柄のデザインを続行中。

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週末は、子供がいるので仕事はほぼしません。しないようにしています。
来年、小学生になる息子と一緒に小学校までの道を歩いたり、友達家族とあそびにいったり、展示会準備で忙しかったときはだんなはんに仕事をまかせて、わたしと息子とふたりで動物園へ行ったりもしました。
いま、5歳の息子。
最近は、2人で出かけるのがなかなか楽しいのですね。小さな恋人とデートしているみたいな感じです。

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これは友達のライターさんとカメラマンさんと子連れで神戸どうぶつ王国へいったとき。リンネルやtocotocoという雑誌でお世話になってからのお付き合いです。子供にふりまわされてあんまりゆっくり大人同士の会話はできなかったけど、いつも仕事で会うことが多いのでお母さんの顔をしているのをみるのは新鮮でした。母になっての悩みはみんなおんなじ。

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毎日、いろんなものを作る息子。

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わたしが風邪をひいたとき、こんなものも作ってくれました。パフェ。枕元に置きにきてくれました。

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水族館滑り台。
さかなくんの影響か、タコが大好きです。食べるのも描くのも。

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無印良品の陶器にかけるマジックというのはご存知でしょうか。マジックで描いたあと、オーブントースターで焼くと定着するのですね。今はまっているのは、「ヘボット」と「ゴマちゃん」サンタさんにはヘボットのおもちゃをください。と絵本になった手紙を書いていました。なになに?と読んでみると、
「サンタさんへ デラックスヘボット!と、サルッキー(別のキャラクターのおもちゃ)、スカイラビット(これまた別のキャラクターのおもちゃ)よろしく はやおより」
計3体のおもちゃがリクエストされているという、あつかましさ。

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いやあ、5歳児かわいいです。もちろん赤ちゃんのときも可愛いのですが、最近別の可愛さがありますね。母はたまりません。

と、今回はとりとめもないことを書いてしまいまいたね。
少しだけ仕事が一段落。いや、デザインは終わっていないのだけどそれでもちょっと一段落。こういう普通の日々のことをかきとめておきたくなりました。