2024.05.09
20240509
先日、Netflixで公開された『シティーハンター』の実写版。ちょっとした話題作だと思うのですが、みなさんご覧になりましたでしょうか。私も公開から数日後、わりと早い段階で視聴しましたが、あまり期待をしていなかった分、よい意味で予想を裏切られ、なかなかに面白かったです。
そもそも『シティーハンター』はマンガもアニメも完全に世代ですが、世代といっても作品に触れていたのは10代になるかならないかの頃だったので、深い意味はよくわからなかったものの、アニメのオープニングやエンディング、それぞれのキャラクターやそれらを演じる声優さんの力量で、観ていてとても興奮する作品でした。今でも『シティーハンター』や同じ作者の『キャッツ♡アイ』の何かに触れると当時のちょっと特別な “におい” がふっと香ったりします。両作とも子どもにとっては刺激的な内容だったことが要因かもしれません。いた、たぶん、そういうことです。
で。話を元に戻して、実写版。なにが面白かったかって、冴羽リョウを演じた鈴木亮平が想像以上にとっても冴羽リョウだったのです。きっと、個人的にも、おそらく世間的にも『シティーハンター』といえばアニメの印象が強いと思うのですが、鈴木亮平をはじめ、槇村香を演じた森田望智さんも、そんなアニメで演じた声優さんへのリスペクトを強く持とう、ということだったのか、とてもわかりやすく声を似せていた気がします。叫び声などは「え、神谷明本人?」と思ったほど。そのおかげで私のような『シティハンター』にわかファンはスッと世界に入ることができましたし、アニメの実写版ではいつもハードルが高い登場人物への感情移入もすんなりとできました。
また、アクションシーンもなかなかの見もので、特にガンアクションはガンマニアではない私が見ても「これ、結構すごいんじゃね?」というものだったような気がします。ストーリーや映像のクオリティーは決して高いものではないかもしれないという気がしないでもありませんが、見終わった後に「もう1回、見たろかしら」という気分になったのは他でもない俳優陣の魅力だったなぁと思います。
そんな私の感想はおそらくは決して個性的なものではなく、「シティーハンター、ちょっと面白かったで」「えー。ほんまー?」と言っていた成瀬文子さんも「なんかオモロかったわ」と、私とほぼ同じようなことを話していたので、きっと同じような感想を持たれる方は多いのではないかと思います。ボーッと見ることができて、見終わったあとの適度な充実感は、連休明け、なんとなくオーバーヒート気味の脳に、ちょっとオススメでございます。
全国的に? なのかどうなのか。こちら兵庫県は宝塚、気温が寒く日が暮れると10°を下回って寒いくらいです。そして、特にそんな最低気温の低さはもうしばらく続きそうです。それこそ連休明けの疲れも残っている頃だと思いますので、もうしばらくは服装と体調管理に気をつけて参りたい所存でございます。みなさんも体調崩されませんようにー💪。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です