2024.03.04
20240304
私の名前は、「早川卓馬」。どこかしらで私と同姓同名の方を発見すると、たとえば、それまではただの友人として接していた人が「え、お前、遠い親戚じゃん!」とわかった時のように、なんとなくうれしい気持ちになります。
先日。ちょっと調べものをするためにネットを華麗にサーフィンしておりましたところ、ふと目に飛び込んできた「早川拓馬」さんという名前。彼は画家。アール・ブリュット・アーティスト。生まれつき人生に挑戦することを運命付けられた、障がいを持たれているアーティストのことを “アール・ブリュット・アーティスト” 、というのだそうです。そして、同じく目にした彼の絵画がとても興味深かったことと共に、私は「ん?」と思ったのでありました。
なにを疑問に思ったのかというと、私がまだ10代だった頃の朧げな記憶の中に、私と同姓同名の子が近所に住んでいる、という話がうっすらと残っていたからです。
彼のことを少し調べてみると、やっぱり。彼は私よりも年齢が12歳下ですが、私が通っていた小学校に彼も通っていたようでございます。おー。
だからなに? という感じもしますが、自分の中の朧げな記憶が確かなものであったことと、そんな幻のような記憶が現在につながったという偶然に「なんか運命感じちゃう」という感じがして興奮しちゃった次第です。
彼が小学校1年生だった時、私は高校3年生。思えば実際に会ったことがあるような。それとも頭の中で勝手に描いた彼の姿を想像しているだけのような。いずれにしても、いつかまたお会いすることができるかしら。
こじつけであれ、なんであれ。こうした運命という名の偶然、いや、偶然という名の運命は、私、たいせつにしたいほう。ちなみに、成瀬文子さんが生まれた時間が午前1時22分で、息子が生まれた日が1月22日という発見も、最近になって判明をして、私のなかの脳内宝箱にこっそりとしまったばかりの運命コレクションのひとつであります。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です