2024.02.16
20240216
いま、とある企画の名前を考えているのですけれど、頭がどうしてもそちらに行ってしまって、この【Today’s Memo】、本日はまったく何を書いていいのやらという感じ。そうこうしている間に23時になろうとしていますので、なんとなくこうして書き進めている次第でございます。
名前。私、なにかに名前をつけるのは得意な方だと思うのですけれど、いま考えている名前に求められる到達点はちょっと難易度が高いのです。たとえば、明石家さんま。その名前を聞いて「秋刀魚」を思い浮かべる人はもはや日本にいないわけで、かといって、由来となっている「秋刀魚」が「さんま」に侵食されちゃっているわけでもない。同音異義語としてかなり上手い棲み分けができているのは、他ならぬ「明石家さんま」の偉業なのですけれど、なんかそんな名前はないもんかと思案しているのでございます。
はたまた、ピカソやゴッホやマティスといった著名画家の名前も、ほんとうにカッコよく今は見えていて、「そんなのその人がすごいからじゃん」なんてことは百も承知なのですけれど、英語表記はもちろんカタカナ表記にしたときの収まりのよさは、没後に名前をつけたんじゃないか、デザインしたのではないか、と思うくらい見事に感じています。ですから、「よし。みんなで架空の有名画家の名前を考えよー」とさきほども家族にお題を出してきたところですが、まぁ、語感がいい名前が浮かんだとしても、なんだか、やっぱり、空虚でございます。
ともあれ、幸あれ、ひなあられ。「で、なんの名前を考えているんだ?」という問いには実はまだ答えられません故、読んでくださっているみなさんのフラストレーションもゆるやかに溜まっていることと存じますが、「あ。あのときのアイツは、この名前で悩んでいたんだな」というタイミングが今年度中にはやってくる予定ですので、なんとなく今回の内容を覚えていただけましたら、ちょっとたのしいかもしれません。
そんなわけで、何だか駆け足になってしまった気がする今回の【Today’s Memo】ですが。
春めくお天気だった今日この頃。天気予報によると、この土曜日は寒の戻り、というか、暦どおりの気温になって、すこしひんやりとしそうですが、日曜日以降は、また春が「ちわっす」と遊びにやってきそうです。気温差には気をつけたいところですが、ここいらでも一気に開花した感じがする梅の花のかおりかしら。空気のなかに生命力がまじっている感じがして大変ウキウキいたします。
そんでもって。
わたしたち、atelier naruse からも、この週末はいよいよ春の便りをお届けいたします。
季節のおわりが季節のはじまり。ちょっとさみしい気もしますが、いつもの道で見かける樹々で膨らみはじめたちいさな蕾のように。スーパーやコンビニエンスストアで見かける桜味のお菓子のように。新学年が近づくにつれて、ココロもカラダもなんだかちょっと大きくなっている気がする子どもたちのように。みなさんにとってのちいさな春のひとつに、atelier naruse もなりますように。なれますように。春うらララララ~🌸。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です