20240214 | atelier naruse

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2024.02.14

20240214

 なんというか、パンツの話なのですが。下着のパンツ。いや、下品な話ではありません。その昔、もう10年くらい前になると思うのですが、息子がウルトラマンにハマっている時期がありました。・・・ん? 大丈夫です、話はつながります。

 ウルトラマン。10年前も現行の(?)、現役の(?)ウルトラマンは放送されていましたが、当時の息子がハマったのは初代ウルトラマン、ウルトラマンセブン、ウルトラマンタロウ、それからついでにウルトラQ。その時代のウルトラマンに私はそもそも興味がありましたし、成瀬文子さんも面白く観ましたので、なんとなく家族みんなでウルトラマングッズを見つけると興奮する、という時期でした。

 今もあるのかどうなのか。神戸のハーバーランドという場所に、そんな当時の私たち家族にはたまらないウルトラマンストアがありました。ウキウキしながらグッズや何やらを見ていたのですが、そのなかで息子が欲しがったのは『ダダのボクサーパンツ(大人用|サイズM)』でありました。もちろん下着として欲しがったわけではなく、大好きな三面怪人ダダのグッズが少なかったことから「これがほしいっ!」となったわけです。

 当時3歳くらいの息子がこの下着を履く日なんて遥か未来のように思えましたが、「でもまぁ、これを履く日が来たら、なんかうれしいかもね」ということで、半分しぶしぶ、それでもちょっと宝くじを買うような気分で、私たちは『ダダのボクサーパンツ(大人用|サイズM)』を購入したわけです。

 あの日から10年。息子の衣装ケースは何度かの模様替えを経て、成長するに伴って、そこに収納される洋服もさまざまに移り変わっていきましたが、そんな中でいつもダダのパンツはこっそりとそこにいました。

 そして、先日。何気ない会話の中で「おまえさぁ、そういえば、パンツとかジュニア用のやつじゃん。そろそろ大人用のを買ったほうがいいんじゃね?」「・・・ハッ! ダダ!」。家族3人、ほぼ同じタイミングで同じことを思ったことと思います。

 そんなわけで、あの日のダダのパンツは10年の時を経て、遂に現役のパンツになることができました。当時のことをよく覚えている息子も、どこか照れくさそうに、それでも大変うれしそうに、大人になった自分を噛み締めておられる様子でございました。

 パンツの話でした。ダ~ダ~。

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です

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成瀬文子

What’s ‘the an’ ?

the an(ジ・アン)は、bokura co.,ltd. | atelier naruse の公式オンラインストアです。

the(定冠詞)と an(不定冠詞)を組み合わせたショップネーム。
an は【atelier naruse = a(atelier)n(naruse)】でもあります。

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