20240117 | atelier naruse

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2024.01.17

20240117

 我が家、お風呂掃除の担当は、たしか彼が小4の頃から息子のお仕事。大した文句も言わず「お風呂頼むでー」と言うと「ほいほーい」と答える息子は、自分が子どもだった頃のことを考えると、こいつ、なかなか偉いなあと思います。

 そんなお風呂掃除は、息子が担当してくれるまでは長らく私のお仕事でございました。で。そのときは、バスタブはもちろんのこと、お風呂の床掃除も毎日ではないものの気づけばササっとやっておりました。息子にも「たまにやっといてなー」とはお願いをしているものの、まぁ、それでもそこは子どもです。大人がやる掃除のようにはまいりません。ですから、ちょいと “きちゃない” ですが、床掃除は3ヶ月とか半年に一回、私がちょっと大掛かりなお掃除でピカピカにするというのがここ数年のルーティーンでございました。

 ただ。昨年末の大掃除の際。私が特に力を入れてお掃除をしたのはお風呂場でございまして、息子には心なしか、どこかで申し訳ない気持ちがあったのですけれども、「やっぱ俺が掃除すると違うぜ」という空間に仕上げました。なんというのでしょうか。人の仕事を奪っている感じ。それでも、お掃除が行き届いている空間というのは当然気持ちのよいもので、特に1日の疲れを癒すお風呂場がキレイであるというのはより重要なことのように改めて思います。

 私、「お掃除は基本的に誰からも褒められない家事である」という持論がございます。誰かが「ん?なんか散らかってない? 汚れてない?」と気になったときにだけ注目される哀しき側面があるということです。とはいえ「それでいいのだ」という我が家のお掃除担当大臣としての矜持がございますから、少なくとも私はそれでいいのです。

 さきほどから何を書いているのかと申しますと。私、長風呂ということもあって、お風呂に入るのは決まって家族の中で一番さいご。そして、今のところ家族の誰も気づいてくれていませんが、あの大掃除の日から、私はお風呂を上がる前に、床のほか、お風呂場の洗面器や椅子など、息子が担当をしてくれているバスタブ以外の掃除をすることにしています。

 いや、そういうご家庭がたくさんあるだろうことも想像できますので、大きな声で言うようなことではないことは重々承知の助なのですけれど、ちょっと偉いでしょ? でも、当然のことながら家族の誰からも「最近、なんかお風呂の床がいっつもきれいじゃない?」なんて会話は出てまいりませんけれどもね。あ。ですよね。「気づかれなくてもいいんじゃねーのかよ!」というツッコミが全方位から聞こえてきましたが、人間だもの。数分前に書いたことなんて平気で撤回いたしますよ。おい、家族のみんなよ。お父さん、毎日、裸でせっせと掃除してるんだぜ。な。床、毎日サラサラだろ。気持ちいいだろ。そろそろ気づいてください。ほめてつかーさい。

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です

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成瀬文子

What’s ‘the an’ ?

the an(ジ・アン)は、bokura co.,ltd. | atelier naruse の公式オンラインストアです。

the(定冠詞)と an(不定冠詞)を組み合わせたショップネーム。
an は【atelier naruse = a(atelier)n(naruse)】でもあります。

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