20240104 | atelier naruse

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2024.01.04

20240104

 これはあくまでも私の個人的な動きと個人調べによるものなのですけれど。

 今回の震災で、とりあえず寄付をさせていただこうと昨日から調べておりました。現在、その成果を大きく挙げているのは『Yahoo!基金』。こちらを書いている1月3日の23:00時点で10億円を超える寄付金を集めています。ほんとうに素晴らしいと思います。ただ、その使い道の詳細は(私が調べる限り)現時点で出てきておりませんので、それだったら石川県に義援金として直接寄付をできないかしらと調べてみたのですが、すくなくとも県庁ホームページではそういった義援金の窓口は開かれておりませんでした。(あ、『Yahoo!基金』が怪しいとかそういうことを思っているわけではもちろんありません。現場に最短ルートかつ具体的な支援として届けられないかしら、という思いがあくまでも個人的にあったからで、『Yahoo!基金』がそうである可能性も十分にあると思います)。

 そこで、他府県にはなるのですが、三重県庁に務める友人がおりますので、その辺り同じ県庁に勤める人の意見としてはどうなのかを聞いてみました。これも三重県庁の見解ではなく、あくまでも友人の見解ではありますが、やはり現時点で県庁が義援金の窓口を開設する余裕はないのではないか、ということ。そして、今後もそういった窓口ができるのかどうかも県の方針によるからわからない。加えて、支援物資の供給も満足に行き渡りづらい現状を考えると、実際にお金が必要になってくるのは復興がはじまるもう少しあとになってくるはず、とのことでした。なるほど。考えてみればそうかもしれません。

 思えば、東日本大震災の際も、ご両親を亡くしてしまった子どもたちを支える団体への基金が震災からしばらくして立ちがり、しかも10年つづけて寄付し続けることができるというので、2021年まで、会社としてそちらに支援金を寄付させていただきました。(今更ではありますが、寄付をさせていただけたのはみなさんのおかげです。ありがとうございます)。ですから、今回の震災に関しても、もう数日もすれば具体的な基金が立ち上がってくるのではないかと思いますので、私個人としても会社としても、ひきつづき動向を追いながら、自分の中の一番良いと思うタイミングでほんの少しでもお役に立てればと思っています。

 同じように個人としてその動向を追って行きたいのは輪島塗。被災地には当然たくさんの輪島塗の工場、工房があって、オンラインストアもいくつか見つけました。なかにはお店が全焼してしまったという情報をいち早くあげていらっしゃるところもありましたし、仮にオンラインストアが稼働していたとしても今はまだ利用をしないほうがいいと私は思っていますが、時がくれば、そんなふうに興味のある分野をピンポイントで応援させてもらうのもいいのかな、と思っています。

 それから、石川県の産業は輪島塗だけではもちろんありません。石川県は特に合繊の産地としても有名です。atelier naruse でも裏地をはじめ合繊を使用することはもちろんありますので、今までよりも意識していければいいなと思います。

 いずれにせよ、会社としても個人としても、ほんの微々たる力ではあるのですが、被災地への直接的な支援に限らずとも、たとえば、「こういうときこそ日本の経済を回すんじゃー!」という思いから起こす日々の行動や、とにかく眠る前に1日も早い復興を祈ること、それが直接的であれ間接的であれ、今できそうなことで被災地にすこしでも思いを寄せることが、寄せられることが、もしも私だったらうれしい、と思いますので、私はそんなふうにしようかなと思っています。

 今週末は震源地でもある石川県の輪島では雪の予報も出ているようです。まだライフラインが復旧していない場所もたくさんあると報道されていました。一日も早く復旧されることを、つよく祈っています。

 こういうときはベストな方法を探るのが難しいですし、こうした文章を書いていても配慮が行き届いていない部分がきっとあるのだと思いますが、すこしでもベストに近づけるベターな方法・対応を模索しつつ、ひきつづき勉強してみたいなあと思います。

 そうそう。そういえば、荻上チキの『災害支援手帳』という書籍が2016年に発行されたのですが、調べてみると今は発行元で全ページが無料公開されていました。私は書籍版も持っているのですが、読み直してみようと思います。なにせ、情けないことに詳しい内容を忘れちゃってるもので。でも、いい本だったことは覚えています。いや、いい本です。てか、どこにいったんだろ、あの本。探そ。

コチラに『災害支援手帳』のページをリンクしています

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です

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成瀬文子

What’s ‘the an’ ?

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the(定冠詞)と an(不定冠詞)を組み合わせたショップネーム。
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