2023.12.14
20231214
私、いわゆる社会情勢、特に震災以降の国内の政治にまつわるエトセトラについては、勉強不足ではあることは自負しつつも、一市民として、ある時期まで主に文句を交えて割合ぶつぶつと自分の意見を書いてきたほうだと思うのですが、昨年2月に勃発したロシア・ウクライナ問題をきっかけに、そういった国内外問わずの政治に関わることは書くことをやめました。いや、そこまでの強い決意に基づいていることではありませんので、「あ、書こうかな」と何度も思ったのですけれど、「やっぱやめとこ」とすぐになる、というのが本当のところです。
理由としては、これはもう落ちるところまで落ちる、という諦めにも似たある種の納得があったことに加えて、いつかまたどうせよくなる、という希望的・楽観的な推測にも変な自信があったからです。それに。何より読んでいて気持ちのいい、たのしい文章には決してなりませんからね。(とか言いながらそれっぽいことを今書いちゃってるわけですけれど)。
今もまた国内の政治がワチャワチャしています。問題が問題として浮上してきていることは悪いことではないと思いますが、「これでこんなに騒いでるんなら、あの件はなんでまだ無視されてんだ」「あれはどうなんだ?」「これはどうなのよ?」「そういやあんなこともあったぜ」というアレやコレやが浮かんでは消えていくので、昨晩の記者会見を見ていても自分の中に喜怒哀楽の感情が全く生まれないまま「ふーん」とただ傍観している感じがあります。そういう自分のことを「なんかクールぶっちゃってさ。嫌な感じっ」とも思っちゃうのですが、ことほど左様に今回のような状況に至っている理屈はあるようでない感じがやっぱり気持ち悪いし、いろいろバランスが悪いし、結局とのところ与野党含めて何をどうしたいのか、正直、ここ1年の政治はその空気感も含めて特によくわかんないです。なんだ。なんか隠していることでもあんのか?
そんなわけで。
こういった話のオチは、それでもそれが国政選挙であれ、地方選挙であれ、やっぱり選挙に行こうぜ、で締めるのが無難に落ち着くところだと思うのですが、だったら誰に、どこに投票するのがいいんだ、というのが、今は本当に難しいなと個人的には思っています。だからこそ、国内で起こっていることに限らず、いわゆる社会情勢、世界情勢というやつに、改めて注視して、できれば勉強もしていかないといけないよねー、すっかりいい大人なんだし、などと改めて思っている今日この頃の今日子と五郎でした。いや、卓馬でした。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です