朝から読んでくださっている方、もしくはお食事をしながら読んでくださっている方がいらっしゃいましたらここから読み進めることを少し気をつけていただきたいのですが、みなさん、事件です。

　いつのまにか私のパンツが1枚、我が家からなくなっていました。

　考えられるのは “おじさん専門下着泥棒” 、もしくは、息子が父親のものと知らずに履いている、です。

　時折、バラエティー番組などで「浮気ですか？ まぁ、バレないようにしてくれるなら大丈夫👍」なんてことをおっしゃる方がいらっしゃいますが、それはそうです。バレていないのですから、この世にないのと同じです。ことほど左様に。世の中には知らなくていいこと、知らないほうがよかったこと、がたくさんあります。ですから、私もこれ以上の調査、詮索をするつもりはございません。もしも仮に息子のクローゼットから私のパンツが出てきたとして、息子がそれを履いていたという事実はもはや消し去ることができません。元はといえば、それが自分のパンツであるかどうかもわからなかった息子が悪いのですが、そこは12歳。パンツに対しての意識など未発達でしょう。そして、それを知った思春期まっさかりの息子から、きっとまるで犯罪者のように誹謗中傷を浴びせられるのは、他でもないこの私です。パンツ紛失の被害者は私なのに。

　今、願うことはただひとつ。どうか、この事件の真相が “おじさん専門下着泥棒” でありますように。

　改めまして。

　朝から読んでくださっている方、もしくはお食事をしながら読んでくださっている方、いいえ、すべての読者のみなさま。なんか、すみませんでした。すこし言い訳を申し上げさせていただくとするならば、ただいま私、偏頭痛のボリューム・マックス状態。そのような状態で書いている文章がこのような内容のものになってしまったこと、このような内容しか書くことを思いつかなかったことを想像していただけると、これはなかなかに乙なものになってくるかと思います。

　ともあれ、みなさん。私が偏頭痛になっているということは、季節がまた、進みはじめた証拠。色づく木々の葉っぱたち🍁。枯れ葉が奏でる乾いた音楽🍂。嗚呼、風流だなぁ🩲。

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です