ほんとどうでもよいのですけれど。ここしばらく人前に出させていただくことが続いておりまして。そんな折、一応、気にしている、といいますか、禁止にしていたのは、ラーメンを食べること。なかでも、豚骨スープの濃い～やつ。くさ～いやつ。そして、うま～いやつ。

　もしかすると太ることを気にしているのか、と思われるやもしれません。それもないことはないですが、どちらかといえば、塩分過多による翌日の顔パンパンむくれを防ぐためでございます。

　いつの頃からでしょうか。件のラーメンはもとより、お寿司、ピザやパスタ、調子が悪ければ焼きそばなんかも。そういった塩分が多めだと思われる料理を口にした翌日は顔がむくれてしまうようになりまして。一応の対策として、これまでもたとえばラーメンを食べた夜には、むくみを軽減させる効果があるとされているカリウムだか何だかのサプリを飲むのですけれども、まぁ、多少マシな気はしますが、正直、気休め程度です。

　あ、ちなみにですね。ラーメンを食べる際、麺の硬さを選べるのであれば、まずはカタメン。それからまず間違いなく替え玉をするので、その際はバリカタ。つまりは、麺を噛んだとき、ブツッブツッと小気味よい食感を得られる硬め麺がお好き。となりますと、麺は硬ければ硬いほど湯につける時間が短い。そうすると、おそらくは麺の塩分もたくさん残っているので余計に、なのでしょう。

　話が脱線しましたが。

　では、なぜに顔パンパンむくれだとダメなのか。若者でもあるめーし、恋の季節を謳歌しているわけでもあるめーし、別にむくれてたっていいじゃない。と自分でも思いますが、私、顔がむくむ（まぶたがはれる）と、日本国内のあらゆる指名手配犯とそっくりになるのでございます。ですので、さすがに人様とお会いする際、さすがに目の前に指名手配犯がいるのダメだろうということで、自粛をしている次第です。

　そんなわけで。

　息子とひさしぶりの濃厚豚骨ラーメンを食した月曜日の朝。きっと、お隣のお家でもうすぐはじまるのあろう外壁の工事のため足場を組んでいた気のよさそうなお兄さん。一方、ちょいと寝坊をし、予想通り顔とまぶたをはらしてすっかり犯罪者顔となった寝起きの私。そんなお兄さんと私は、我が家でもっとも大きな窓越しにうっかり目が合いました。瞬時に目を背けるお兄さん。一方、予想外のショックがあったのか、ただボーッとしていただけなのか、なぜかそのままじっとお兄さんを見つめてしまった私。もう一度、ゆっくりとこちらを振り向いたお兄さん。そこに、さきほどとまったく変わらぬ姿勢、まっすぐな視線でお兄さんを見つめていた私。もしかすると、お兄さんには、私のことを随分と気合いの入ったその道の方だと思わせてしまったかもしれません。あまりうまく描写できていないかもしれませんが、きっとあのシチュエーション、お兄さんは怖かったと思うのです。

　これからしばらくの期間はお兄さんが工事をされるのでしょう。そのとき、お兄さんが（あー、今日もあそこに行くのかぁ。。。）と気が重くなっていないことを切に祈ります。

　はぁ、しかし。ラーメンはうまいやねぇ🍜。まったく、犯罪的なうまさだぜ🍜。

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です