期間中、もっともたくさんの取扱店舗さんに来ていただく展示会２日目もぶじに終了。関西エリアの店舗のみなさん、片道数時間をかけてお越しくださる店舗のみなさん。土下寝でお迎えし、土下寝でお見送りをさせていただきたい思いでございます。ありがたい。

　そんなみなさんを差し置いて、（あ、足がつってきた。。。タウリンの湯があれば全身とっぷりと浸かりたい。。。）などと思っている貧弱な私は、罰が当たったのか、一日それなりにカッコをつけてその場に立っていたつもりが、どうやら社会の窓が全開だったらしいことに夕方気がついたことをご報告申し上げます。いやん🫣。

　ときに。

　弊社の展示会は、ブランドの立ち上げ以降、ずっと1時間の事前予約制。多少ごった返していても自由に見ていただく方がよいかなあと思うことがないわけでもないですが、基本的には洋服をゆっくり見ていただきたい、洋服のことを説明させていただきたい、お時間がよければご試着もどうぞ、ということと、ほとんどの方が多くて年に2回しかお会いできない方々なので、せっかくだから少しでもたくさん話をしたい、というのがその理由でございます。

　ただ、プライベートな話が盛り上がってしまうと肝心の洋服の話はそこそこにまったく別の話に終始してしまいますので、いかんぜよ、自制しないといかんぜよ、とは思いつつも、本日もゲノム解析の話に二日酔いに効くサプリの話、台湾の若者たちの話や家族の話、色んな話を聞かせていただき、「はっ！ もうこんな時間！ 大急ぎで洋服を見ましょー！！」となることも多々ございましたが、大変たのしゅうございました。

　一方、お仕事の話ももちろんたくさんします。たとえば。今年の9月はみなさんもご存知のとおりの暑さでございました。本日（26日）も、関西は30度を超す季節はずれの蒸し暑い1日になりましたが、そのような気温が続きますと、どうしても秋冬物の洋服の動きは鈍くなってしまいます。そんな季節の進み方や天候の状況が売れ行きに大きく影響するのはアパレルを生業とする者にとってある種の宿命なのですけれど、実店舗を運営されているみなさんにとっては、暑い日が「困ったなあ。まいったなあ」と思う実店舗ならではの悩みがあるのだと聞きました。それはどんな悩みか、おわかりになりますでしょうか。

　チック🕰️タック⌚️チック🕰️タック⌚️

　・・・はい。答えは、お客さんがお店に来られるまでに思いのほか汗をかいてしまうので、「お気になさらずどうぞ」と伝えても試着を遠慮されるお客さんがとても多くなってしまう。でした。私なんぞは、気遣いのできる方が多いんだなぁ、すてきだなあ、などと思ってしまったところがあるのですけど、なるほど。きっと、お店へ行かれる方は、洋服はお店で試着してから派、の方がたくさんいらっしゃるはず。すると。なるほどなぁ。少し考えればわかりそうなことではありますが、なんだかハッといたしました。

　いずれにしましても。

「あら、秋ちゃん。よく来たねー。かわいいねー」と迎え入れると「ち、ちがう！ わ、わたし、かわいくなんかないっ！ 秋は、秋は・・・むしろ夏だもんー！」とナゾに照れちゃう思春期真っ只中ツンデレ秋ちゃん2023ですが、もうこうなったら私はそんな思春期にとことん付き合う所存。そんなツンデレ具合が、かわいらしく思えてきた今日この頃でございます。

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です