2023.08.23
20230823
みなさんは、『ブロークンウインドウズ現象(割れ窓理論)』という犯罪理論をご存知でいらっしゃいますでしょうか。たとえば、一枚の割れた窓ガラスを放置している。たとえば、公園に壊れた車が置いてある。そうしたわずかな環境の乱れが、その周辺の治安や犯罪率に大きな影響を与えてしまう、与えてしまうのではないか、という理論です。
はい。では、こちらの画像を早速ご覧いただきましょう。
我が家のウッドデッキを2階から撮影したものです。何も違和感は感じませんでしょうか。いや、冒頭の話題からするといやがおうにも推測できる “環境の乱れ” をお探しかと思います。見つかる前に次の画像に参りましょう。ズームアップ。
はい。事件の香りがグッと増してまいりました。「・・・この家、なにかあるわ🕵️」。私が探偵であれば、そう疑ったことでしょう。さあ、もっと近づいてみましょう。
はい。姉さん、事件が起きました。ウッドデッキのウッドがチョット、いや、メッチャ腐っております。なんなら、左に写っているウッドデッキ内の植樹スペースも手入れされていないことも懸念されます。怖い。とっても怖い。この家に、そして、住人に、いったい何があったというのでしょうか。まともな状態で生活をしているとは到底思えません。
はいどうも、こんにちは。そんな腐ったウッドデッキがある家の住人です。元気にやらせてもらってまーす。
というわけで。ウッドデッキを歩くとき、足元の材木に違和感を感じたのは3年ほど前。いつものように庭のお手入れをしながらウッドデッキをうろちょろとしていると(・・・フワッ。あれ地震かしら)そんなふうに足元の不安定さ、材木の柔らかさを感じたことを今でもはっきりと覚えております。
そして。そんな不安が形になって現れたのはもう2年ほど前になってしまうのでしょうか。・・・バキッ!ついに木が折れはじめました。
もちろん。実際に木が折れてしまうようになるまで、何もしなかったわけではございません。(嗚呼、ウッドデッキ、なんとかしなきゃなー)とはずっと思っておりましたので色々と模索はしておったわけですが、日々の忙しさにかまけて、ついでに(せっかくだったらいい感じにしたいなー)と欲張ったことも手伝って、なんとなく再建の目処が立たずでございました。
しかーし。このたび、ようやく。早川家(兼 株式会社ボクラ本社)のウッドデッキ、そのリニューアルに向けて工事がスタートいたしましてでございます。パチ👏パチ👏パチ👏。
いやあ、本当はですね。ウッドデッキを歩くことすら危険じゃねーか、ということでおざなりになりがちだった庭の木々たちのためにも夏前までの完成を予定していたのですが、このご時世でございます。予定が遅れに遅れてしまったことで、結果的に庭の木々たちには本当に申し訳ないことをしてしまった夏の日の2023(トゥウェンティートゥースリー)。
何より、(早川さん、いったい何かあったのかしら。うん。そうね。いつも元気に、平気な顔をして挨拶してくれるけど、だまされないわ。わたしはその裏の顔を知ってるわ。そう、あの腐ったウッドデッキがある家に住んでいることを)と不穏な気持ちにさせてしまっていただろう、このウッドデッキを窓から眺めることができたご近所の方々にも、この場を借りてお詫び申し上げたい気持ちでございます。
工期は、完成までに3週間を予定しておりますが、どうなるでしょうかねえ。台風シーズンにも入るしなあ。いずれにしましても。その経緯、結果は面白そうなタイミングを見計らって、こちらでもご報告させていただきたいと思います。とても、たのしみでございます。
まずは、ババンッ!
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です