20230726 | atelier naruse

the an

News

2023.07.26

20230726

 ようやく九州北部も梅雨明け。これで日本は梅雨明けコンプリート。名実共に今、日本は “夏” まっさかり、でございます。

 我が家は毎年夏になると必ず一度は海へゆきます。家族3人、砂浜でまったりとした時間を過ごすわけでもなく、波打ち際で戯れるわけでもなく、海へ着くなり各自ゴーグルをつけて海の中へとまっしぐら。そのままプカプカ浮かびながら海の中の様子をじっと観察、魚を発見しては「びんばぶばばがごごびびるでー(みんな、魚がここにいるでー)」と集合をかけ、またその様子をじっと観察する、という、根っからのインドア(おたく)が海と触れ合うとこうなるのか、というアウトドアを満喫いたします。

 そうですね。周りから見れば「あれ、○んでる?」と思われるくらい、うつ伏せの状態でしずかに海に浮かんでいるだけの家族。「なあ、あの家族、身体の後ろ半分だけ日焼けしてね?」と指をさされる家族。そんな感じを想像していただければより具体的なイメージが浮かび上がってくることと思います。

 海にはいろいろとたのしい過ごし方がありますので、我が家の “海” を特に強くオススメをするわけではないのですけれど、「海でなにして遊ぶの?」「こうやって遊ぶの」といった場合に、同じような過ごし方をする方が周りにあまりいらっしゃらないということが心底信じられないくらい、我が家にとっては貴重な、贅沢な時間。特に長距離を泳ぐわげではないので、知らないうちに5時間くらいは海の中にいることができますし、やっぱりちょっとオススメしたいなあ、なんて改めて思います。

 ちなみに。遊びに行く海は大抵が関西の海(一度だけ沖縄にも行ったなー)ですので、観察するのは熱帯魚などお世辞にもキレイな魚ばかりではありません。そのほとんどがボラやベラ、アジ、時々カレイといった具合のいわゆる大衆魚ですし、いわゆる海水浴場なのでたくさんの魚がいるわけでもないのですが、なぜかそれがたのしい。ひさしぶりに親戚と会うとなんかうれしい、という感じです。・・・え?

 あ、そうだ。時折、ばったりイカに遭遇する、なんていうこともありましてね。それが群れであればこれはもうラッキーとしか言いようがありませんが、その瞬間に周りに広がる海の中は宇宙となり、イカは宇宙人となって、そのままイカと海中でしばし見つめ合う時間はなんとも不思議な至福の時間。他にはない独特のSFチックな気持ちで胸がいっぱいになり、それはもうサイコーなのでございます。

 なにわともあれ。

 ことしもすでに予定は立てております。ことしもイカやたくさんの魚たちと出会うことができるのでしょうか。毎年夏になると(海のそばで暮らすことができたらなあ)と思いますが、近くにあったらこんなに憧れるようなこともないのかしら。みなさんは、この夏、どんな夏を過ごされるのでしょう。

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です

atelier naruse

成瀬文子

What’s ‘the an’ ?

the an(ジ・アン)は、bokura co.,ltd. | atelier naruse の公式オンラインストアです。

the(定冠詞)と an(不定冠詞)を組み合わせたショップネーム。
an は【atelier naruse = a(atelier)n(naruse)】でもあります。

ご注文いただきました商品は、
わたしたち atelier naruse のスタッフが
ひとつひとつ検品をし、梱包をしてお届けいたします。
到着まで、たのしみにお待ちいただけましたらさいわいです。

atelier naruse スタッフ一同より

◎ atelier naruse のブランド公式サイトは下記アドレスよりご覧ください
https://atelier-naruse.com