我が家には大きなフィギュアがございます。そのフィギュアは自転車の形をしています。乗ろうと思えば乗れます。というか、本当は乗るものです。まあ、自転車のフィギュアじゃなくて、エアロバイクです。

　そんな我が家の “見て見ぬふり風景第1位” だったエアロバイクが、その周辺の景色も含め、ここのところ成瀬文子さんの手によって、いや、足によって、その生命を吹き返しています。

　それは他でもない、弊社の健康メンバーが「あやちゃん（成瀬文子の意）、いい加減ちゃんと運動しーや」に触発されたことにより実現したものとなります。加えて、スタッフ間のスケジュールを管理するアプリに「🚲20（分）」というその日漕いだ分数をスタッフのみんなに報告することで、翌日に「えらいえらい」と “褒めてもらう→うれしい→また漕ぐ” という好循環を生み出している模様です。

　一方、私。私の運動不足は成瀬文子さんのそれをおそらく大きく凌ぎますが、私は小学校、中学校、高校、とスポーツに勤しんできておりました。そのためなのかんなのか。いずれにしても、そんな25年も前のことになる記憶が「運動不足？ おれにはカンケーないね」という謎の自信を生成し、今も脳内に宿便のようにこびりついているところがあります。そして、気がつけば間もなく45歳。

　釣りをすれば、釣り竿を投げるだけで筋肉痛。仕事場の階段を登るだけで息切れをし、なにより常になんかしんどい。間もなくやってくる本格的な夏にはそれなりの遊びの予定を入れてはいるものの、本当にところ（2泊もするの？ えー。めんどーだなー。そんなに元気が持つかなー）と思っていたりもします。

　いつのまにか、自分の体力に自信がないことが前提になっていたここ数年の私。しかしながら、同じタイプだと思っていた成瀬文子さんが悪しき慣習にメスを入れたことで取り戻しつつある気力と体力に、恥ずかしながら羨望の眼差しが出てまいりました。

　折に触れ、運動しないとなー、などとそこかしこで宣言してまいりましたが、私もいい加減、どげんか戦隊いかんマンです。とりあえずは、スタッフに触発された成瀬文子さんに触発されて、私もとりあえず漕ぐようにいたします。目標は毎日20分。昨日も25分ほど漕ぎましたが想像以上にしんどかったです。先にも書きましたとおり体力はないと思っていましたが「まさかここまでとは」ということを目の当たりにして自分でも半ば愕然といたしましたので、本当にこれはどうにかしたいと思います。

　というわけで。これを書き終わりましたらば、早速、エアロバイクに挑んでまいります🚵‍♀️。

　昨日は25分だったので本日は15分にして、いや、いきなり連日となると怪我のもととなりますので、15分漕いだつもりの10分になるもかもしれませんが、とりあえずは5分、がんばってきます💪。というつもりで、20分漕いできます。

◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です