2023.06.13
20230613
来週に人生で初めての経験となる ”定期(期末)テスト” を控えている息子(息子の通う中学校では1年生の1学期中間テストはないようです)。定期テストというものがどうやら人生においてはそこそこ重要なものらしい、ということはなんとなく肌で感じているようですが、だからといってどうやって立ち向かっていいのかは図りかねているらしい。
一方。私、勉強に関しては中学3年生から急にエンジンがかかったタイプ。今の息子と同じ中学1年生や中学2年生だったときの私にとって、テスト期間というのは部活も休みになる天から舞い降りたラッキーホリデー。テスト期間だから良い点数を取るために勉強をする? そんなの卑怯な奴のすることだ! と本気で思っておりましたので、テストが始まる一週間前からテストの本番中にかけては、とにかく遊び呆けておりました。
にもかかわらず。中学3年生になり「あれ。このままだと行きたい高校へ行けねーんじゃねーのか?」という気付きと同時に生まれた焦りと共におかしなスイッチが入り、一応希望していた高校に入学するとそのまま高校の3年間は定期テストの期間を迎えるたびに軽く3キロは痩せておりました。いわゆる「いい点とらなきゃ」というプレッシャーによるものですね。ご飯を食べる時間も睡眠時間も惜しんで勉強をしていた、という感じです。今考えるとちょっと怖いですね。
ことほどさように。私の場合は定期テストにまつわる経験がかなり極端なため、なんとなくソワソワしているようには見える息子に有効なアドバイスを贈ることは現時点では難しいと思ったものの、一応私なりに会得した、勉強をしないメリットとデメリット、勉強をするメリットとデメリット、をなんとなく伝え、あとは自分でやり方を決めればいいんじゃね? と伝えた日曜日の夜。
そして、こちらを書いている本日はその翌日の月曜日。「きょうは早く寝るわ」とそそくさと22時前には自分の部屋へ入っていった息子。どうやら、まずは最近乱れがちな睡眠時間をしっかりとり、心身をリセットするところからはじめる、ということらしい。「へー。それもいいんじゃないですか」。
時は経ち、23時。私はこの【Today’s Memo】を書きはじめる前にちょっと休憩、ということで仕事場からキッチンへと向かう途中にある息子の部屋の前を通ると、そのドアの隙間からうっすらとオレンジ色の灯りが漏れている。ゆっくりとドアを開けると、夢の中にいるはずの息子は必死な顔をしてマンガ『20世紀少年』をむさぼるように読んでおりました。青春、まっさかり。でございます。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です