息子が通う小学校では、子どもたちが登校する際の交通見守りとして旗当番が定期的に回ってきます。我が家の地区はだいたい月に1回、期間1週間の当番が回ってきて、さほど車通りが多くないということで担当になった週のうち3日を決まった場所で旗を持って立ちます。
また、我が家では旗当番の順番が回ってくると、私は朝がひじょうに苦手だということで、3日のうち2日を奥さま。残りの1日を私が担当することにさせてもらっています。
昨朝は私がそんな旗当番の日。とっても大人しい、我が地区の子どもたち。道の真ん中へ大きくはみ出さないようにきちんと整列し、行儀もとてもよいのですが、挨拶の声は決して大きくはありません。
「みんなー、おはよう! ん? へいへいへい。どうした、どうした。子どもが朝からそんな眠そうな目をしていてどうすんだい。おじちゃんは毎朝4時には起きて元気バリバリだぜ。ほら、このとおり。ハンバーーーーグ。あ、ちがう。おはよーございまぁーーーす!」
今の私は早川卓馬じゃない。松岡修造、ハンバーグ師匠だ。旗当番の日の私は自分にそんな嘘をつきながら黄色い旗を子どもたちの前でぶんまわします。特にウケはよくありません。
お昼過ぎ。子どもたちの下校時にたまたま遭遇しました。みんな、めっちゃ子どもらしくて元気いっぱい、パワーモリモリでした。
この6年間。私はこれまで、子どもたちは朝が苦手なんだとずっと思ってきましたが、朝っぱらからなんか元気っぽいおっさんが苦手だっただけなのかもしれないなと、息子が卒業するまであと1~2回の旗当番を残した今、過去の自分をフッと省みた次第です。
でも、あと数回の旗当番。なんだか、とても、とても、センチメンタルな気持ちです。
私は数十年後、いや、もしかすると数年後には(ところで、どうして毎朝いるの?)というなぞの爺さんになっている気がして仕方がありません。
◎【Today’s Memo】は平日の毎朝8時に更新。atelier naruse 代表・早川による、ちょっとしたエッセーのようなもの、です