みなさま。
コマーシャルというのは、コマーシャルの対象となるものに関わった当人が本来行うべきものではないような気がします。なぜなら、自分のつくったものを自分で声高に薦めるのはどこかしら気恥ずかしさが伴ってしまうからです。しかし、だったらば、誰が一体コマーシャルをしてくれるというんだい、ということになりますので、できる限り恥ずかしくならないように、できる限りの客観性をもって、まるで自分は無関係であるかのようにコマーシャルするということになります。
では、そんな前置きをしつつ、コマーシャルをはじめてみたいと思います。
来る2011年6月中旬、ピエ・ブックスより関西在住のイラストレーター、ニシワキタダシさんによる著書『かんさい絵ことば辞典』が発売されます。買ってね。
......ホントに無関係かよっ!
いけません。『かんさい絵ことば辞典』のコマーシャルなのに、東京風にツッコんでしまいました。それはさておき、なんのことだかよくわからない上、本当に私と無関係なのかどうかを説明する必要がありますので、話を元に戻したいと思います。
私には一見なんの関係もないように見える先のコマーシャル。しかし、考えてもみてください。どうして私などが現時点でほとんど世に出回っていないピエ・ブックスの新著『かんさい絵ことば辞典』の情報を手に入れることができているのでしょうか。どうせAmazonで調べたんでしょ。ニシワキさんって人が友達なんじゃないの。え? もしかしてアナタがニシワキさんなの? ということは、夫はイラストレーター。......絵を描く人って、ワタシ、好きよ。いいえ。どれも違いますので、もう少し具体的なコマーシャルを改めて試みたいと思います。
来る2011年6月中旬、ピエ・ブックスより発売される関西在住のイラストレーター、ニシワキタダシさんによる著書『かんさい絵ことば辞典』にて、「日記、猫か夫か。」で世の中に鋭いメスを入れ続けるバターナイフこと夫(早川卓馬)が、関西人に関するコラムを20本執筆! 値段はうまい棒を100本買うよりも安い950円! 三重県生まれのくせに関西人のコラムを書いているなんて......これはもう、買うっきゃナイト♪ 騎士♪ 岸恵子。岸恵子は関係ないゾエ。負けないゾエ。鈴木蘭々。バターフェイス!
恥ずかしさのあまり後半がとっちらかっておりますが、大体は本当です。
つまり、私はまだ一度しかお会いしたことのないニシワキさんという長いふんどしを借りて、もしくは美しいトランクスを借りて、もしかすると真っ白なブリーフを借りて、白昼堂々コラムニストとしてデビューしておりますので、頃合いをみてお近くの書店などでご高覧いただければ幸いです。
ちなみに、ニシワキさんのちょっとした毒っ気も心地よいイラストと切り口は非常に上手でかわいらしく、できあがった本は私もまだ見ていないものの、「なに読んでるの?」「ん?小林聡美のエッセー」的な非常に高い扇子、ハイセンスなニュアンスを醸し出している一冊となっているはずです。教室の片隅で、通勤電車の中で、夢の中で、ぜひ、フッと笑ってみてください。
夫
■買ってね、のコーナー
関西で使われることば、今はなつかしいことば約200語を
絵でたのしめる、かわいい本ができました。
『かんさい絵ことば辞典』
著/ニシワキタダシ コラム/早川卓馬【←夫です。私です】
2011年6月中旬発売予定 定価 950円+税(ピエ・ブックス刊)
※ニシワキタダシさんHP http://homepage3.nifty.com/chanee/top/top.html