NEKO美術館 成瀬憲子

日々　「電車の中」

ずいぶん前の絵です。

今頃はあまり電車に乗ることがないのです。絵を描くことに　とても熱心だった頃は　こうして電車の中でも　スケッチしたりしていました。自分はよくどこを見ているのかわからない目をすることがありますが

これは当時のなごりで　電車で対面したお客さんをまじまじと見てスケッチするなんて　いやがられるかなあと思うことがあったからです。　でもいいわーと思う光景は　描かずにはいられない　そうでしょう？

このときは　この絵から想像してみるに　この女性はいねむりをしていても　なんだか気持好さそうです。かたやそばの男性は　気難しい顔。

さてと　バナナムーンでの女性７人のグループ展「プッチンセブン」７月２５日でおわりました。見に来て下さったお客さん　暑い中ありがとうございました。

私は子供のスケッチや　フクロウ　などのシルクスクリーンをだしました。だいぶ前に　版画工房でやってもらったものです。何でも大事にしまい込む癖のある私ですが　出してみてもらおうと。

額に入れずに　そのままで。小学校ではりだしてもらった絵のように。１６点あったかなあ。

こうして見返したみますと　子供のことをスケッチすることで　ずいぶんきたえられてたんだなあと　思います。子供に感謝です。

で

バナナムーンの売店では　ペラ本を出しているんですが　そのファンの方の感想を聞かせてもらえたのもよかったです。自信がつきます。ペラ本は　本としましては熟年本（笑い）です　名付け親はガルガ喫茶ギャラリーです。十年前ぐらいに　数ページの本から始まりましたが　「まずは練習」がいまだにつづいておりまして　この色々なことに手を出すのが　私なんです。いっぱいできてしまうんですねえ。せっせせっせとチャップリンのなんでしたっけ　工場での流れ作業並みに。でもじぶんで言うのもなんですが　短い内容なんですが　まじめでおかしいのです。そしてつくったものの　お客さんにほめられても　いっこうに思い出せないのです。

なんだかんだで　ありがとうございます。