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モームさん

スキャン4814.jpeg『月と六ペンス』

今日はさらに いいことを思い付きました。
その結果がこうなんです。字もちょっと大きくなったし、でもななめになっているのは明日の時にはまっすぐなのを出しましょうね。

さて
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 さて ダーク・ストルーヴはストリックランドを自分の家に連れて来て看病してやろうと言うのです。
ストルーヴ夫人は 絶対いやだと言います。あんなひどい男を憎んでいますと。

「かわいいお前、あいつは天才なんだよ。まさかお前だって、おれが天才だなんて思っちゃいないだろう。そりゃおれだって自分に天分がありゃいいとは思うさ。だが天分のあるなしは、おれは一目見りゃわかる、そしておれは心から尊敬する。世の中でいちばんすばらしいものなんだ。天分はそれをもっているものにとっては大きな重荷なんだ。そういう人達には非常に寛大に、非常に信望強くしてやらなくちゃならない」
「だがあいつが天才だからっていう理由だけじゃないんだよ、あいつをここに連れて来てもいいかときいているのはあいつがにんげんだからでもある、しかも病気で貧乏なんだ」

やーこれはどういう感じなんでしょうね。ストルーヴ婦人の気持ちよくわかります。いくら才能だ何たって
こんな癖のある人 大変やわ。 ストルーヴはどうして こんなにいじめられても つきあうんでしょうね。心理学でいうとどういうことなんでしょうかね。
あ、そうだ この小説では こういう役回りの人が必要なんだ、それしかないわ。
「天分はそれを持っている者にとっては大きな重荷なんだ」
この言葉気になるなあ、なかなかのことを言っているようで なかなかわからない。
《 2021.04.25 Sun  _  読書の時間 》