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モームさん

スキャン4809 1.jpeg『月と六ペンス』

1ページを 打つのではなくてお見せするからには、なにかしなくちゃなりませんね、ええっとそうだここにはどういうことが書いてあるのか あらすじを書いてみるとか。
彼はパリに腰を据えて、戯曲を書きはじめました。パリ暮らしはかなり面白そうです、友達もできましたし、ストルーヴ家にも遊びに行きます。
ダーク・ストルーヴはなんでもしゃべる人、夫人は寡黙な人。
さて
次ぎのページは、打ってみようと思います、2ページ目をどう出せばよいのか わからないからです。

「私は若い人達に興味は持っていますよ、ですがねえ、ストルーヴさん、あなた御自身だってあの絵に天分があるとはお思いになりますまい」
「誓って言うが、現在絵を描いているものの中で、あの男ほど天分があるとおれが確信しているものはない。おれの言うことは本当だぞ、君はいい物をみすみす手離した。いつかあの絵は今君の店にあるものを全部ひっくるめたよりも高い値になるんだ。モネのことを考えてごらん、百フランでも誰一人買手がなかったんだぜ。ところが今じゃいくらする?」
「そりゃその通りです。しかしあの頃はモネぐらいの力倆の画家で、絵の売れないのは百人ぐらいいましたよ。そしてその人達の絵は今もって一文の価値もありません。誰にもわかりゃしませんよ。真価だけで成功するもんでしょうか?そんなもんじゃございませんよ。おまけに、そのあなたのお友達とやらの真価のほども、先にならんとなんともいえませんしな。ストルーヴさんくらいのものですよ、あの人の真価を主張なさるのは」
「じゃあ、君はどういうふうにして真価を認めるんだ?」ダークは怒りで顔を真赤にしてきいた。
「一つしか手はありませんなー成功いかんによります」
「俗物が!」とダークは叫んだ。
「でも昔の偉大な芸術家をお考えなさいーラファエロ、ミケランジェロ、アングル、ドラクロアーこの人達はみんな成功していますよ」
「さあ帰ろう」ストルーヴは私に言った。「さもないと、おれはこの男を殺しかねない」

サマセット・モームという作家は ストリックランドのことを いつこのようにして書いたんかなあ。
ストリックランドが有名になってからなら そういうもんだと思いますが その前から書いたとしたら
まさにストルーヴ。
ここのところを読んでいますと 絵の真価を認めるということ、認められると言うことはたいがいじゃないですねえ。
「自分のやっていることには 真価がある」と確信している人には 成功してほしいですね。
歴史を作った芸術家の影にはたくさんの無名の芸術家がいるんですね。
でも、この画商とストルーヴの会話を読んでいると、元気が出て来るでしょう、お客さん。
私も、応援してくださいよ、値が出る前にね。真価のほどはどうなんだい?
《 2021.04.20 Tue  _  読書の時間 》