NEKO美術館 成瀬憲子

菜の花のある　都があるはず　

ええっと　

YATRIというCDの曲を聴いています

なんか　高畑勲さんの「かぐやひめ」の中の　かぐやひめがおしゃかさんののっていらっしゃる

雲の上にのって

月に帰っていく時に流れていた曲

ちょっとちがうんだけど　感じは似ています

ところで　かぐやひめは　あんなふうにして　音楽つきのおしゃかさまのっていらっしゃる

そんな雲にのって　月にいったんですけど　それは特別の待遇なんでしょうね

この絵とどう関係があるのか　

紙芝居の　一場面

曲はながれています

くりかえし同じ言葉　

遠い都　こんな夕暮れに　夢の中　たそがれ　ひとつ　風の中に　昔も今も　このいのちの想い

７個のタイトル

そして　どんな歌詞なのかひらいてみる

風の中に

幾億年も吹いて来た　風が流れて行く　遠い時間の果てから　風が流れて行く　いくども生き抜いて来た

あなたのいのちの姿　そんなあなたを見続けて来た　樹齢を重ねた森よ

幾億年も吹いて来た　風が流れて行く　遠い時間の果てから　風が流れて行く　太鼓からの変らない

いのちの営みが続く　そんないのちを見守って行く　樹齢を重ねた森よ