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マリーロランサン

ちょうど私は マリー・ローランサンのカタログ画集を観ていました
毎日新聞の1984年日本の各地で 「マリー・ローランサン展」はもようされました
カーディガンを壁にかけて きのうはその画集に手を伸ばしてみたのでした
このようにどこかに寄り道をすると いろんな発見があって 案外いいですね 
その中に 「ピカソの友人たち」(1933) 恋人のオリヴィエが書いた回想記の事が出ています
ピカソと同棲した「洗濯船」時代から第一次大戦前にかけての この交友録には ローランサンとアポリネールの出会いから別れにかけてのあれこれのことなども記されているのです
前にも佐藤義詮訳(漢字を覚えてない)のピカソのことをオリヴィエが書いた本を
ここでとりあげたことがありましたね
毎日少しずつ読んでみましたが さてタイトルはどうだったか
お客さんおぼえてますか
どんな事が書いてあるのかな 読んでみますね
1904年以来ピカソと同棲していた25歳のオリヴィエ^ピカソの元に集まる詩人や画家の仲間たちから
「麗しのフエルナンド」と呼ばれるのが常であった。背の高い美しいオリヴィエは、彼らの下にあらわれた
ローランサンを仔細に、また多少意地悪く観察している。
栗色の縮らせた美しい髪をふさふさとしたお下げに編んで、背中にたらしていたローランサンの姿、
格好をフエルナンドは次のようにながめている

 二重瞼の山羊のような顔、近眼の両眼は、とがりすぎて、何か嗅ぎ出すようないつも先の少し赤い鼻に
迫っていた。生まれつきの純真な様子をそのまま持ちつづけるために大いに骨を折っているふうだった。
彼女のにごった象牙色の顔色は強く感動したり、恥ずかしい時など、頬骨の辺りに紅葉を散らすのだった、
背はかなり高く、彼女の服はほっそりしているが、よくしまった体をいつもぴったりと締めつけていた。ごく若い娘の手がそうであるように、長くて赤いその手はかさかさして骨ばっていた。少々身持ちのよくない娘という感じだったが、あるいはそう思わせようとしていたのかも知れない。

写真は 私が作ったもので マリーローランサンとかオリヴィエではありません
人(雑誌の切り抜き)やチョウや花を 花束のようにしましたが それを写真で撮ると リアリティがあって おもしろかったのです

今日のカーディガンは グレー 桃色 黒 ブルー 黄色の ストライプ

然しこのマリーローランサン とくにいろえんぴつかなんかで 描いている女性は こんな感じのモデル
で 服を描き入れてみたかったです わー絵になる(彼女はれっきとした画家)人気のある彼女の画風より
もっといいのが ありました
画集も これは好みでしょうが 誰でも知っている絵より かくれたところに味わいのある作品が
あったりします 自画像がすばらしいです

スキャン4631.jpeg
《 2020.10.13 Tue  _  オブジェ 》