NEKO美術館 成瀬憲子

さて　母の自伝はおわって　私はいつもの日々にうつります

母の自伝は　打ってよかったと思います　いくら身近な母でも　子どもの自分が知っている母は

限られているのだという事を　当たり前の話ですが思いましたです

虫の鳴き声が　ちょっとよわくなってきたりして　稲刈りも終わった農家さんもいて

秋はいよいよ　深まって　ここ信州は寒い時もあります

はんそでから　すぐにながそで　中間がないと言うか

はちの話はしましたよね　夏　いきおいづいたはちが　ぶんぶんと庭に飛んでいて　ゴミのバケツが

蜂の巣のそばにあるので　こわくなりました　私は　はちにさされて　はれあがったことがあります

こんどやられたら　もうおわりかもと

それで殺虫剤をまいたところ　そのはちはあいかわらず　毎日巣を行き来しているのです

不死身のはちです　ゴミを捨てにいく私の近くまで来て　おどかしにくるのです

ささないで　おどかしにくるというのが　なんか　私の事怒っているのだなあと

それで　私は　ハチかいの人と同じような網の帽子をかぶって　くつしたもちゃんとはいて

ながそでのふくで　ごみすてにいくのでした

こわいはなしはこれくらいにして　はとが家のどこかに巣を作っています

去年辺りまでは　このべちゃっとしたうんちの主は誰だろうと　思っていたんです

今年は　なぜかわかったんです　おおきなはとです　巣を作るという事は　こばとがいるということですよね

こばとくるみちゃんだ　なつかしいです　少女雑誌のなかで　よく見ました

今日はこれくらいにしますね