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母の自伝

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いきなりネコのムラカミが出てきます
今日は母の妹の話ですが
この共通項は「かわいかった」ということでしょうかね

妹の事

末っ子の妹は父の亡くなる少しまえに生まれた
きびしかった父も妹には甘く 大変可愛がった
どうしてこんなに可愛いのか この子と早く別れるのではないかと
父は口ぐせのようにいっていた
母も末の子の妹を大変可愛がった
妹はきりょうよしで西洋人形のように可愛かった
妹のいくつ位で父が亡くなったかさっぱり思い出せない
妹は大変なおしゃまさんで 近所の友だちと学校に行くのに 一年生
のくせに「鍋島さん学校に行きましょう」とさそってみんなに笑われた
小さい時は名前にちゃんをつけてよぶのが習慣だった
妹は人にからかわれてよく私の所に助けをもとめて来た
それは妹がパーマのようにすこしちぢれげで 色白で 目が大きく
ぱっちりして 鼻が高く 口びるがかわいく 本当に日本人離れして西洋人形のように可愛かった
それで男の子たちは西洋人形西洋人形といってからかった
妹は泣きながら西洋人と言ったといって私に泣きついた
私はいつもにくまれ役で 今度から云ったらこらえへんぞといって
頭の一つもたたいて追っぱらった つづく


母の妹は 西洋人形のようだったのですね
そんなに可愛かったら いいじゃないのと思いますよね
でも 子供は 自分たちと違うという事の方が からかいのたいしょうになるのですね
そんなときも 母の出番なんですね
私は 思い出して笑ってしまいます
私が子供時代に いじめられると 母に助けを求める事は極力避けていました 母をみていると そういうことをいうと 必ず黙っていない事を
肌で感じていたのかもしれません
どういうわけか私も 天然パーマで そのこともからかわれたこともあります今となっては これも便利な髪だと 思いますが
お父さんは この末娘を 可愛がっていたんですね こんなに可愛いと
自分は早死にするんじゃないかと 思っていたんですね
そのとおり お父さんは早く亡くなってしまったのです
母の親族には 祖母をはじめ どこか そういう感じの人が何人かいます
てるのおじさんもそうでした
とおいむかし どこかで 外国人と一緒になった人がいたのかも知れないと 思います


《 2020.07.26 Sun  _  思い出 》