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はっぴーえんどにしておくれ
ハッピーエンドにしておくれ
そんな歌詞のところがありましたよね
私は この言葉が 自分や家族のためにだけ
あるように 当時は考えていましたね
たとえば 子どもたちが これから いったいどうなるんだろう
ああ このことさえなかったら と
ふりしぼるように
その気持ちは そのことしかないようでした
その間も続いていた事が まんがを書く事や 絵や文
そんな 日常的になっている ことが
私の逃げ場所であり 楽しみでしたが
一つの事が どうにかおさまると 次が
はい おまちどーと やってくるのでしたが
子どもとの事 口をきかないこととか 巣立ってくれない事とか
親たちの事 食事をつくることとか
今考えると そんなに大したことじゃないような気がするけれども
みんな どこかしら受け持つような事なのに
大変大変と騒ぎたいのでした
私は その一つ一つの事が 終わる事を よく願ったものですけど
で
こういうことは ハッピーエンドにしておくれぐらいで
ハッピーエンド永久版は 生まれてきたからには
それは 目的ではないのだと
経験ですよ 経験 そんな先輩の声が聞こえて来るようです
経験して 進化するのですよ 今頃そういう事が書いてある本を
よく読みます
ある程度 生きて来ると そういう本は なるほどと 思えるんですね
コロナウイルス これは 私にやって来た災難ではなく
私たちにやって来た ことなんでしょうね
そういうことを考える事は すこし まわりのことも考えられるように
なるのかもしれません
私の所だけには やってこないで そう思う事の方が多いことに
気づくと 気づいた分 考え直そうと
都会にいる息子や 娘のことも 考えられないようでは いかんいかんと
気づいては 気づいた分考え直そうと
コロナウイルスだけじゃないよ これから 次々やってくるよ
それが 自分の小さな家族の中で 知った事なんだからと
《 2020.07.05 Sun _ エッセー 》