NEKO美術館 成瀬憲子

きょうは　やっぱり　きのうのような調子で

やっと　ここです　嘆くのはやめよう　ばあさんだからぴったりすぎる

うまくできない　パソコンばあさん　やれやれ　きょうも　できたんだから　よろこべよ

ここから　田植えが終わった　涼しげな　田んぼを見ながら

やっています

息子が　ちょっとうらやましそうに　「せっかく　目の前にいい景色があるんだから　障子を開けて　見ながら　やりなよ」と言うので

開けて見ました

なんですね　田んぼのなえは　ずーっと向こうまで続いていて

短距離走のスタートラインがこちらで　あちらがゴール

人生にたとえて言うならば　このスタートラインは　いくつあるんでしょう

しかし

自分は　このくらい　いくつものスタートラインを持ったかもしれません

ゴールですか　いまこうして振り返っているのだから　ゴールしたのかも

こういうとき　人によっては　それで　結果を出せたのかい

そうくる人もいますね

ま

そこには　かぜがふいてるだけ

なんちゃって

話を変えましょう

ミニ掃除は　夏用の服を　確かめてみるとこです

フリーマーケット育ちのものは　大事です

カワバタエプロンさんよりのは　もっと大切です

順番に着るのが　今までの自分のやり方なので

その対策を　ねらなければ

楽しみながらね

衣類のしわ対策は　アイロンではなくて　お風呂のノコリ湯につけて

しぼって　ハンガーにかけます

さて　うえの作品は　スタートラインは　袋

バッグと言えず（その能力からして）袋　そこから出発しました

自分の少ない技術と　ありったけの材料をくっつけて

つくっていました

ぼたん　のれん　ガラス玉　そして　縫い目は単純　カーブしたり

山だったり　ガータ編み（メリヤス編みとこの２つが基本）もくっつける

裏地もつけましたよ　はりつけるようにね

その頃は　ショルダーバッグが多かったですね

これは　ひもをつけていません

ひもは　布でした　感触がいいからです

いま　これを　ながめるものとして　たまに中に　

なにかをいれてもいいしね

袋というものは　バッグじゃなくてもいいんだよね

なんてことを考えながらね

スタートラインは　

袋　だとか　肩にかけて　歩く作品だとか　

何年もして　袋は　オブジェだと思ったり

絵だと思ったり　変化を見せます