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にわとり
これは ターシャチューダーという女性の 『最期の時を見つめて』
という小さな本だけど 老いていく私の側に置いておきたい一冊です
どう老いるかは かってにきめられないと思うねすけど すぐ足もとの
ことぐらいは きめられると思っています
長く生きているほどではない私ですけど この本の中では たとえば
このページは 彼女が仲好くした鶏のことですね
私の田舎の家でも 鶏をかっていました
彼女は その鶏を ふところにだいて いっしょにねると あったかくていいのよ
などと 他のページでも書いてありましたが 驚きです
私は そんなこと考えたこともなかったからです
鶏は たまごをうんで 私たちがその卵を食べるもの そして 私は学校に行く前に
鶏のエサである菜っ葉を きざんで えさいれに入れる仕事を 毎日 ここからが
記憶がないのですが 毎日できていたのかしら
外に出すと 庭で うんちをするし 私はふむし そういう相手でした
夕方になると 鶏はさっそく じっとして 寝る準備
小屋に入って寝てくれるといいんですが ねこにねらわれないかと 心配で
そんな 私の鶏の思いを かえてくれた 1ページでした
《 2020.05.03 Sun _ １ぺーじ 》