母は かたちのあるもの ないもの とうめいなもの
いろんなものを のこしました
編み物が得意だったんです かぎばり 棒あみ 機械編み
子どものわたしは でも それより お店にある てぶくろや
帽子が好きでした その事で いまはとても心が痛みます
そして 母のあんでくれたたまごいろの カーディガンのぽけっとの
もようは 鳥だったかなあとか 思い出そうとしています
上の写真は 孫のためにあもうとしたけれども 途中で終わっています
途中で終わっているもの 何か感じるなあ
母は 小さくなった からだもよわったおばあさんでしたが
でも おきかえられる こうしたものは 愛らしく 美しい
また
私は母ののこした毛糸を カワバタエプロンさんに送りました
あのまほうつかいの いや けいとつかいの彼女なら
もしかしてと そう思ってね
それがもしかしてのことが はじまったのです
セーター カーディガン マフラー そのけいとは
形になって送られて来るのです
冬の間日替わりで 一周します 毎日違うカワバタあみものです
洗濯をしなくてすむのは 日替わりのおかげです
手で丁寧に洗う方法を 教えてもらった事があるのですが
この日替わりセーターを 絵のように 壁に並べて ぼうしやマフラーも
あいだに コーディネイトして 会場は花が咲いたようになる
そんな夢を ここだけですけど 語らせてください
あっ 手作りの ノリコ作のブローチや首飾りも つけていますよ