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小さな死亡欄

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雨が 降り続けています 
災害のあったところのみなさん たいへんですね
私も災害に備えて りゅっくにいろいろ入れてみました

さて
10月19日付けの朝日新聞の片隅に 高木譲さんの死亡記事が出ていました。
詩とメルヘン やなせたかしさんの編集だったと思うんですが この本で
高木さんの詩を読み ファンレターを出し 私の詩を読んで下さいなどと
書きました
こういう所に出る人だから 返事はこないだろうなと思っていましたら
それが きたのです きてしまったのです
急に 自信がなくなるというか でも詩を書いて送りました
そしたらね ここのところはこうしたらよくなるとおもうよ みたいなことを
書いてくださり それより添えてある絵がいいねえと言われたような記憶があります
あまり昔のことなので そう 独身時代でした あまりおぼえていないんです
日記はそのころからつけていましたから きっとどこかに 挟んであると思います
しばらく 詩を書いては 見てもらいましたが 三日坊主で やめてしまいました
それから 何年もして このNEKO美術館で 高木さんの本を打ってみました
読んでくださったお客さんもあると思います
『人夫考』ある無名者たちへの挽歌 未来社 『野垂れ死考』未来社など
それらは 無名者たちへの挽歌という言葉にあるように 人を大事に見る人
うまくいえませんが でした
あの若いときも 私に そうだったんですね
私は人を見る目が 基本なっちゃいなかったし今も続いています 
過酷な戦争体験 戦後体験 子どもの頃
高木さんという人を作ったものは この本たちに 滲み出ています
本当の優しさや強さが向かうところが 高木さんにははっきりあって それを持たない
自分は こういう人を こわいと 感じる事がありました
自分にそういうところが弱いからでしょう
というわけで この詩人で作家の高木さんとは こんな縁があったんです
上の欄のキューバのバレリーナ アリシア・アロソンさんの記事もよかったです

小さな死亡欄 これだけのことをした人もあれだけのことをした人も この大きさです
これを見つけてくれた夫に感謝しつつ ファイルに挟んでおこうと思います
 



《 2019.10.22 Tue  _  1ぺーじ 》