who am ?I

PAGE TOP

  • 10
  • 04

こころ 夏目漱石

スキャン4207.jpeg

こころ 先生と遺書 夏目漱石 つづき

国もとからKの父と兄が出て来た時、私はKの遺骨をどこに埋めるかについて自分の意見を述べました。私は彼の生前に雑司が谷近辺をよくいっしょに散歩したことがあります。
Kにはそこがたいへん気にいっていたのです。それで私は冗談半分に、そんなに好きなら死んだらそこへ埋めてやろうと約束した覚えがあるのです。私も今その約束どおりKを雑司が谷へ葬ったところで、どのぐらいの功徳になるものかとは思いました。けれども私は私の生きているかぎり、Kの墓の前にひざまずいて月々私の懺悔を新たにしたかったのです。今までかまいつけなかったKを、私が万事世話をして来たという義理もあったのでしょう、Kの父も兄も私の言うことを聞いてくれました。


ここで この小説の 初めの頃の話が思い出されるのです
先生にであったときに どこか不思議なところを「私」は感じていましたね
その中の一つが ひとりで 出かけて行く所があるんでしたね
《 2019.10.04 Fri  _  読書の時間 》