NEKO美術館 成瀬憲子

そんなおはなしです　すー・のりこ　つづき

こんにちわ　きょうは　やっぱり青空がいっぱいです　お客さんの所はどうですか

ところで

この絵きのうのと似てない？そう言われそうですね

そのとーり

ま　いばることじゃありませんね　一枚の絵の中の一部分ですから

文字の一部分というのは　そのかけらを読んでみますと

なんのことやら　わかりませんよね

でも　かってそこを読んだことがあるなら　かすかに　わかってくることがあります

巨匠　伯爵家に生まれた　不慮の事故がもとで　創造力　ムーラン・ルージュ

画商　酒　病院で生活　数奇な

んん　これは　画家　ロートレックじゃないでしょうか

ロートレック　ルノアール　ゴッホ　モジリアニ　キスリング　スーチン

もう　パリは　芸術家であふれるようでした

その日の　彼らのできごと　なんてのを　同時に知る事ができたら

もう　みてみたいなあ

ロートレックの絵に　影響を受けたのは　若い時に描いた　あの女性たちですよ

自分はまだ　若いのに　大人の女を描いていた　どうして？

おかしいといえばおかしいですが　そこにロートレックの描いた女たちがいたとしたら

おかしくはないですよね　

子供の時の事故　酒に溺れる　伯爵家　画集にはロートレックの短い一生が必ずといっていいほど描かれています　　

ロートレックの絵の中の女性に影響を受けても　私は　途中から　自分のかたちにはいっていきます

そしてロートレックのひとかけらが　自分の中に残りつづけたのです

「自分の中に残りつづけるもの」

つづきは　またあした