こころ 先生と遺書 夏目漱石 つづき
「私」はえらいことがおきているとパニックです
Kの言葉を聞きながら
彼の方が自分より強いのだと思い始めます
彼の話が終わって「私」はなにも言いませんでした
二人は何も言いませんでした
「私」は彼に本心を打ち明けるべきだとやきもきしているのです
しかし もうおそいと思ったのです
むこうから 突進して来てくれればとも思いました
それでも彼は永久に静かなのです
彼が静かであればあるほど 彼は何を考えているのだろうと いっそう気になるのです
*
ときどき 読んでいて この「こころ」というタイトルは どういうふうなものだろうと
私は思うのです
で ここのページなど その「こころ」というものがどういう動きをするのか みせられます