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こころ 夏目漱石

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こころ 先生と遺書 夏目漱石 つづき

ここのところ この読書は おやすみをしていましたね
下宿のお嬢さんとKが 2人きりでいるところを 「私」は見たのですね
奥さんと下女はいませんでした
奥さんがお嬢さんと私だけを置き去りにして、家をあけたためしはまだなかったのですから。私は何か急用ができたのかお嬢さんに聞き返しました。お嬢さんはただ笑っているのです。私はこんな時に笑う女がきらいでした。若い女に共通な点だといえばそれまでかもしれませんが、お嬢さんもくだらないことによく笑いたがる女でした。

ここ 気になるところでした
それで?
一週間ばかりして Kがまたお嬢さんと話している部屋を通り抜けました。
その時お嬢さんは私の顔を見るやいなや笑いだしました。私は何がおかしいのか
聞けばよかったのでしょう。それをつい黙って自分の居間まで来てしまったのです。
だからKもいつものように、今帰ったかと声をかけることができなくなりました。
お嬢さんはすぐ障子をあけて茶の間へはいったようでした。
夕飯の時、お嬢さんは私を変な人だと言いました。私はその時もなぜ変なのか聞かずにしまいました。

「私」が聞かずにしまいました
ここ またしても気になる所でしたが
聞かなかったというのも わかるような気がして
こころって 
この「こころ」には けっこう こうした微妙な所があると思いませんか

日本の女性は 口に手を当てて 大した理由もなく笑うと どこかの外国人が
言ったこととがありませんか?
しかし 大したことがあるのかもしれませんよ
この場合
《 2019.08.16 Fri  _  読書の時間 》