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空きあります
あなたたちのノートは すべて字でうめられていたわけではないのです
で わたしも 中学生時代 そういうふうだったのです
それでも新しいノートを買うと なんだか 気分がうきうきして
希望とかもあって
で 何ページかになると なぜか ほうり出している
あなたたちのなかの一人が ひだりききで 字は とても なんていうか
へたでした
へただけれども まんべんなく そのような字で たんたんと もりあがるわけでもなく
ほうりなげているわけでもなく 最後のページまで 文字が書く子がいました
わたしは 後になって 感心したものです
それができなかったので 感心したのでしょう
わたしの数少ない友だちで やっぱり 味わいのある字を書く子がいます
味わいのある字とは かりにも同級生だから わたしは遠慮して言ったのですが
彼女も まんべんなく そのような字で たんたんと もりあがるわけでもなく
多分 ほうりなげているわけでもなく 最後のページまで 文字が書かれていました
わたしは 彼女のそこの所が うらやましくもあり 尊敬しました
彼女は 笑って またそんなことを言ってと 字には 自信が無いのよと
わたしは 今 ペラポン（自家製本）でその文字を まねして 書こうとしているのよ
彼女に 言いました こんな字じゃないと この薄っぺらい本の感じは出ないのです
そう ほんと そうなんですけど なかなかむずかしいのです
何の話でしたっけ？
そうそう なんでも残しておくわたしは 空きのある ノートに 絵を描いたり
文字を書いたりしています
それでも 途中で ほっぽりだしています
《 2019.08.04 Sun _ これくしょん 》