こころ 先生と遺書 夏目漱石 つづき
いやあ ここのところは 人生の教科書みたいですね
あつくなってきました 猛暑の時期は 朝なにかにとりかかるまえに
読書の時間を取るようにしているのですが
その ここで教わった所を 打つべきか 「お読みください」とするべきか
そうだ 扇風機をつけよう
「私」はここに奥さんのもとに下宿してから その扱いでだんだん かいかつになってきたのです
それをKのうえに応用しようと試みたのです
ここらあたりから 「なるほど」と
医者によりますと
人間の胃袋ほど横着なものはないそうです。粥ばかり食ってると、それ以上の堅いものを
こなす力がいつのまにかなくなってしまうのだそうです だからなんでも食う稽古をしておけと
けれどもただ慣れるという意味ではなかろうと思います
次第に刺激を増すにしたがって、次第に栄養機能の抵抗力が強くなるという意味でなくてはなりますまい
もし反対に胃の力のほうがじりじり弱っていったなら結果はどうなるだろうと想像してみればすぐわかることです
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こういうことを 日頃考えてみた事がないので Kがかんがえていること「私」が考察した事 つまり「こころ」というものを あらためて見ることになるのですね
ええ ええ ほかにも「こころ」の道理 書いてありますよ