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こころ 夏目漱石

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こころ 先生と遺書 夏目漱石 つづき

ー私が奥さんを疑りはじめたのは、ごく些細な事からでした。しかしその些細な事を重ねてゆくうちに、疑惑はだんだん根を張ってきます。私はどういう拍子かふと奥さんが、叔父と同じような意味で、お嬢さんを私に接近させよとつとめるのではないかと考えだしたのです。
私の煩悶は、奥さんと同じようにお嬢さんも策略家ではなかろうかという疑問に会ってはじめて起こるのです。二人が私の背後で打ち合わせをしたうえ、万事をやっているのだろうと、私は急に苦しくってたまらなくなるのです。絶体絶命のような行き詰まった心持ちになるのです。


このような信念と迷いが 学校の勉強にも身が入らず 苦しむ事になるのですね。
「一度あった事は かたちをかえ すがたをかえ やってくるものだ」
「先生と私」のところでしたか 先生(今は私)はたしかいいましたよね。
それですね。
わたしもだいぶこの小説をまじめに読んでる事がわかりますね。
《 2019.07.12 Fri  _  読書の時間 》