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こころ 夏目漱石

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こころ 両親と私 夏目漱石 つづき

「この手紙があなたの手に落ちるころには、私はもうこの世にはいないでしょう。とくに死んでいるでしょう」

こちらでは 父の急場 東京では先生があぶない いやもう亡くなっているかも知れない
こんなとき もう どうするんでしょうね
「私」は医者の家にかけ込んだが もう二、三日父はもつだろうかをたしかめたかった。注射でもなんでもして「私」が先生の所に行っているあいだ 父のことを持たせてほしかった
しかし留守だった
ああ 停車場で 母と兄に手紙を書く そして車夫に家に急いで届けるように頼む
東京行きの汽車に 飛び乗ってしまう
ようやく汽車の中ではじめからしまいまで目を通した


この緊迫感


《 2019.06.15 Sat  _  読書の時間 》