こころ 両親と私 夏目漱石 つづき
父の一つ一つの言動が こういうふうなのかと それはすごい描写だと
感心するぐらい 自分はこの「こころ」を読む姿勢が変わってきましたよ
ちょっと 成長したのかもしれませんね
ー父の意識には暗い所と明るい所とできて、その明るい所だけが、闇を縫う白い糸のように、ある距離を置いて連続するようにみえた。母が昏睡状態をふつうの眠りと取り違えたのもむりはなかったー
よく観察している人だなあと作者の事を思います
そうやっていくと すべての表現が 見事です
ーそのうち舌がだんだんもつれてきた。何か言いだしても尻が不明瞭におわるために、要領を得ないでしまうことが多くあった。そのくせ話しはじめる時は、危篤の病人とは思われないほど、強い声を出したー
こうやって話をおって行くと みんなよくみてるなあと
郵便物が来ますね 目方の重いものです
えっ
それだけ?
だって 感心する事が一杯で みんな打たなきゃならないくらいですから