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びわ

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これは ちちゃなかわいいびわです
びわは かすかにあまみがあって 優しい果物ですね
実は 大阪時代 交野市という所でお世話になった くだものやさんにいただいたものです
ご自分のおうちでとれた びわです
こつぶで びわの赤ちゃんといった感じで 一枝にいくつもついています
ところで
私は この交野市で いろんなところを 自転車に乗ってまわりましたが
その途中で びわのなる木を 見た事があります
お店に行きますと びわはいくつか並んで 箱に入っていますね
ところが びわの木には このいくつもついたのが 木をおおうように なっていますよ
自転車を降りて それを食べてみたいと思いましたが びわドロボーと怒られそうなのでやめましたよ
それも こんなあかちゃんのようなビワだったように 記憶しています

くだものやさんは 私の家の雑草の多い庭をながめながら 
庭に 花やくだものをそだてると それがとてもいやされるんだと 奥さんはそっと言いました

30年ほどまえの話になりますが 大阪時代 駅の近くの「たいよーストアー」というところで 私は買い物をしていました
自転車に乗って 坂を下って 駅前の大きな道を渡って 
そこにくだものやさんはありました パンチパーマのご主人と愛想のいい奥さん二人で くだものを売っていました 
私は 少し安くなった果物をねらって買いました それはまいどのことでした
たしかに 家の経済は よろよろでしたが 子供もけっこういましたから と理由は
つければいくらでもありますが 
実は私は そういうものを探し出すのが好きなんです
交野市での7年間で 忘れられないのは ゴミ拾い(宝探し)だと なんどか ここにも書きましたよね
探す楽しみ これはいたるところに 出てきますね 私の道では
ところが そのころ5人目のこどもがお腹にいて すいかとよく似たお腹をつき出した妊婦だったのですよ
それも自転車でしょ 多分それからだと思うんですが この果物屋さんのご主人は
くるまで その果物を家まで運んでくださるようになったんです
そのうち ダンボールの中にはスイカがはいっていたり ぶどうやばなな、もっといろいろあったなあ 運んでくださるようになり それはまた安くて 思いやりもはいっていてうれしかったですねえ
こどもらは あのころ いちばんくだものをたらふくいただいたはずですよ
運がついてるなあ そう思いましたよ

それから 私たち一家は この信州に引っ越ししました
くだものやさんも ずっとそこではなく ほかのところでも 
そうそうおたがい子供がけっこういることが 共通項でしたね


そのくだものやさんが何回か信州の我が家をたずねてくださったのです
最近も たいようーストアがあったところがスーパーになっているそうですが 結局そこに落ちついたそうですよ 
お互いかぞくはふくれあがっていますが
この仕事は健康であるかぎり定年がないようです

私はこういうふうに人に親切にしてもらって そのことをすぐ忘れています
ビワの模様の服とスカーフ 奈良の義姉さんにいただいたことは おぼえていますよ
大事にきる?といわれて きると答えて いまも大事にきています
いえね 思い出したんですよ 



《 2019.06.12 Wed  _  わたしでいいですか? 》