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こころ 夏目漱石

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こころ 両親と私 夏目漱石 つづき

なんだか心細くなるくらい この本は長いのです
2ページづつだからだよ そんな声が聞こえてきそうですが
新聞では軍服を着た乃木大将とその奥さんのはなしでもちきりのようですが
そんなところに 先生から電報が来るのですね
「ちょっとあいたいが来られるか」電報には 書いてあったんですね
ところが こちらは 父のことで それどころではない
母は 就職先の話だろうと 先生の電報の事を思っている

小説というのは 辛抱強い物だなあ
私は たしかに この小説に退屈しかかっているのでしょう

話は変わりますが 小島政二郎の長編小説で『芥川龍之介』というのがあるんです
長編小説というのは 作り話、つまり自分の考える小説は そのようなものだと
受け取っているのですが どうなんでしょう
著者が まるで 芥川龍之介のことを 知っていたり 知り合いから聞いたりして
本当の事を書いているようにみえるからです
まだまだ読みはじめたばかりなのですが 芥川龍之介という人は こんなに話がうまく
なんでも深く知り いっぱい本を読んでいる人だったのかと 驚いているところです
今昔物語 福永武彦訳 河出書房 これを読みはじめたのも 「今昔物語」を誰も短編小説集とは認めていなかった頃 それを最高の文学的価値のある短編小説集として最初に発見したのは芥川だったこを読んで さっそく このまえ手に取っただけに終わっていたその本を少し読んでみたのでした  勝手な読者 
そうしたら この平民が書いたという今昔物語は 「へびと力競べをした相撲人の話」だとか「人質の女房が力を見せる話」など タイトルからしておもしろそうなのです
そして『藪の中』とか『羅生門』はこの今昔物語から『大江山の藪の中で起こった話』
『羅生門の楼上で死人を見る話』から取材しているらしいんですね
夏目漱石は ここまできたのですから 読むのをやめてはあきませんね
だから 話は変わりますが で他のもやりますね
誰に義理立てしてるのか のりぞー

みをぎさんから 送って頂いた本です



《 2019.06.05 Wed  _  読書の時間 》