このいちごはね はくびしんや ええっとほかにだれだっけ
おいしそうにたべる いちごらしいです こっそりとね
これは ひらばやしさんちの いちごですからね
正直な話 みかけより あまいんです
そういう人になりたいな なんてこと 一回発音してみると
ちょっと自分が感じよくなったみたいで
こういうことをいわせてくれる いちごです
こどものころ 兵庫の田舎で食べたいちごは でかいと すっぱかったり
はくびしんじゃないけど あおむしがいたりして これは逃げもかくれもしないのでした
朝撮りいちごは あんがいあまくないのかも おひさまにあたったら
どんなこも あまくなるんじゃないかしら
ここんところは空想
おしゃべりはこれぐらいにしたら
こどものころ おばちゃんにけっこうであったけど 「そのいちごおばちゃんの口にいれて」っていった おばちゃんのこと おぼえてる
こどものわたしは おばちゃんたちが いちばんいやされたなあ
同じくらいの子供は もうてごわい相手
大人は何も知らない 子供はじっとみてる
どこにはいってるのかしらないけれど そんな はっきりしてる 記憶
それを 今頃の うすらぼんやりした雲のような記憶が おおってる