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こころ 夏目漱石

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こころ 両親と私 夏目漱石 つづき

「どうせ死ぬんだから、うまいものでも食って死ななくちゃ」
夜にはいってかき餅などを焼いてもらってぽりぽりかんだ。
「どうしてこう渇くのかね。やっぱり心に丈夫のところがあるのかもしれないよ」母は失望していいところにかえって頼みを置いた
伯父が見舞いに来たとき、父はいつまでも引き留めて帰さなかった。寂しいからもっといてくれというのがおもな理由であったが、母や私が、食べたいだけ物を食べさせないという不平を訴えるのも、その目的の一つであったらしい。
父の一つ一つの 望みは 食べ物に関する事で それはささやかなことにも 読者には聞こえます
「私」は兄や妹にいよいよという場合には電報を打つから出て来いというような事を言ったりもしている
父は倒れたりもするが それだからといって すぐというわけではなく それは あたりまえのことだけど わからないのです
母も そんな父のことを 心配しつつも どこか安心できるふうにもっていこうとしたり
生きている間が今は舞台なんですね ここで起こっている事

《 2019.05.30 Thu  _  読書の時間 》