NEKO美術館 成瀬憲子

計画があった訳ではないのです

この日に　この写真が出て来て　「あっ　そういうえば　まくらのうえで

ひじをついてるのは　あいつじゃないか」となったりして（タイル作品）　

関係というのは自分で勝手にきめるもんじゃない？　と思う

勝手に出て来たものは　ほかにもある　両方のはなのあなから　タラーンと出て来た

はなみず

もう　なんにもとびきりの事なんかではないけど　とびきりをねらわないから

とびきりの事がだーんと出てこなくても　がっかりしないでいられる

話は変わるけど

アルマジロという動物の　おなかは　おとなは　わらよりは細いけど　毛が覆ってる

子供のアルマジロは　つるんとしている

この　なんともいえない　てあしやおなかや　毛を見ていると

田舎のおまつりで　たしかこの剥製が　傷軟膏を売ってっている所に　あったなあと

それを売っているおじいさんもおばあさんも　どっか遠くから来た　やはり剥製のような人たちだったな　とか

そうそう　その動物の剥製が　アルマジロだったんだと　そのころはこれが傷に効くだろうとは　思ってたんだけど

ひとつ　ここには　アート的な木彫がある　これは夫の作　こういうものが一つはいると

画面が引き締まると思うんだけど

アトリエにも　そういうものや絵を　おいてみる

多くの私のものの中で「これいいね」といわれるのは　しゃくだけど