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こころ 夏目漱石

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こころ 両親と私 夏目漱石 つづき

「学問をさせると人間がとかく理窟っぽくなっていけない」
父親は 息子の事をそう思っている
この時代の話なら そういうことだろうか これが娘ならなおさらのことだろう
こんななかで明治天皇の病気が報知される
この時代は 「まあご遠慮申したほうがよかろう」となる
「私」の客を呼ぶ話は 塵のごとくに吹き払った
さて
東京では 本を出してきて 勉強をしようと思うのに 実家では 昼寝をしたり
ごろごろしてしまう
そして 実家に帰ってからの事を 先生に書き送ったりした
思い起こせば 先生が郷里のだれかれと音信を出しているのを見た事がない

これは日本人だからなのだろうか それとも どこの国に行っても こういうことがあるのだろうかと 私はよく考えます
日本は窮屈だからなあ といいかけて そのような事を思うのです
明治天皇の病気に関しては それは大変な事なんだというのがよくわかりますね それはいまでも 新聞にこういう事は大きく出ると思います
私は 子どもの頃をゆっくりと思い出しています 少なくとも 今よりはこういう話がわかる 時代に近いですからね それと 田舎での暮らしが 自分にもあったので こういう話が わかるのでしょうね よくわかるというのが どういうのかなあ 今のところの感想です




《 2019.05.23 Thu  _  読書の時間 》