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こころ 夏目漱石

「こころ」夏目漱石 先生と私 つづき

35

 私はすぐ下宿へはもどらなかった。国へ帰るまえに調える(ととのえる)買い物もあったし、ごちそうを詰めた胃袋にくつろぎを与える必要もあったので、ただにぎやかな町の方へ歩いて行った。町はまだ宵の口であった。用事もなさそうな男女が(なんにょ)ぞろぞろ動くなかに、私はきょう私といっしょに卒業したなにがしに会った。彼は私をむりやりにあるバーへ連れ込んだ。私はそこでビールの泡のような彼の気炎を聞かされた。私の下宿に帰ったのは十二時過ぎであった。


35をちょっとのこしていたので 打ちました

私は 今 別のことを考えています
これをぽんぽんと打っている 窓辺に 山田太一さんの「古本屋めぐり」というページがあります。私のゆっくりな日という 婦人の友のなかにある一ページなんです。
太一さんは書いています。 その古本屋さんの片隅の棚から一冊の岩波文庫の背表紙が「私、知ってた?」と呼びかけて来た と。『明治人ものがたり』著者は森田誠吾 すぐに引き込まれたと書いてあります。時間を気にせずに書かれた本で、それがとてもいい味になっていると。
その山田太一さんの ずっと前に見たテレビドラマ 『早春スケッチブック』を今再度やっています。山田太一さんの脚本がすごくいいのと(多分) 山崎務 岩下志麻 川原崎長一郎(あってるかな)樋口可南子 鶴見辰吾 ここからが思い出せないのだなだな 娘役のあの子なかなかいいんだけどな 今どうなってるのかな 札付きの不良の女の子と言われた子もよかったな みんな なんてぴったりの役どころなんだろう
そういうことを考えてたんです
《 2019.05.07 Tue  _  読書の時間 》