時計のかちかちという音
目の前に あり
ちょうど その時の針が 地球が ふうせんになった時をさしていると
言った人がいて 私は 驚いたふりをしました
時は くねくねと上昇するのかしら
それとも ゆっくりまわっているのかしら
まわるのも 上昇するのも かめじゃなくて へび
まわるへびの仕事は 自分の尻尾を がしっと口でかむ事
上昇するへびは とにかくおよいでもなんでもいいから 花火においつくこと
花火が ぱーんと花開いている時に間に合わなかったら 休憩して
次の花火を待つ
どっちがむずかしいのかというと それは計画性を持つ話になると 花火の方
しかしいずれにせよ 地球から 木星までの 時間をくねくねはかっているあいだは
地球の外の 我々の祖先に 燃料の使い過ぎだよって 言われかねないな
目の前にある こちこち時を計りはじめた時計は
いま 計りはじめたのだから うぶな時計だけど
この壁に 仲間入りさせてもらった
おいみんな やさしくしろよ
きのう聞いた つばめの受難は 胸が痛むなあ
このもっとまえの カエルの受難も 胸が痛んだ
神も仏も ありゃしないよなあ
だけど それが 人間だって 受難の時がある
これはくるくるまわるのと 上昇するのと 計画性からいくと
どうなんだい?
どうなんだろうね