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旅日記

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 1997年 
わたしは東京に行っています
夫はたしかいっしょに行ったものの 別行動 映画を見に行っています
そのころから 家が好きで 出歩くのが嫌いだったのかって?
ま 基本的にはそうですけど 夫に誘われたら ことわるのは いけないこととしていました。それで ついて行く訳なんですけれども 映画はあの暗い所でじっとこしかけているのは 無理な訳です。でもこういうことだって まったく行かない訳じゃないんですが
その日は別行動となったんです。 夫の映画鑑賞が終わるまで 私は 虎ノ門界隈を歩いてみることにしました。待ち合わせ場所をしっかりおぼえとかなきゃね。喫茶店の名前。
これさえメモしておけば お巡りさんにだって聞けるでしょ。お巡りさんのいる所がわからなきゃこれこまりますね そのときは 歩いたりとまったりしている人に聞きます。

虎ノ門かいわいを歩いて行きますとね 桜が満開で 思わず鳥居をくぐって 急な石段ではありますが 47歳の私はよいこらしょっとのぼってみることにします
結構 足は疲れますね 
これは いつもの「旅に出るときノート」からです 

そうすると 前日から 話をさせてください
行ったんだな そのまえに 新車で これが やってきて2日目の新車なんだな
虎ノ門まで来るのが大変でした きのうの話ですね それでも夫はこうして来てしまうんですよ
首都高にはいってからが もう
地図音痴の私と「おまえはだまっとれ」といわれても.... 
新橋や青山辺りを行ったり来たりするのでした
虎ノ門パストラルというホテルに行きたいのですが 近くに来てはいるようなんですが
車というものは歩きと違って車線変更するだけでも大変なのです
タクシーの運転手さんに お互い信号待ちをしている時に 夫は聞きます
もうこんなときは 心臓がつぶれそうです
でも 聞いたらすぐそばにあるというじゃありませんか
あまり車で大変だったので 歩いてても そわそわが続いてて こわくなりました
ようやく それもしずまると 夫が 仕事で行っている間 ホテルを出て コンビニでお弁当を買いに行ったりしました

さて みなさん 東京だからっておどろくことはありません
右も左もわからなくったって ここは 日本国なのです
日本人だらけです
47歳だと きょろきょろも 似合わなくはないでしょう 腰を曲げても見ようかしら

どこまでいきましたっけ
そうそう 桜満開の鳥居のところからね
花見用のお弁当とお酒がならべてありますよ それが新一年生のランドセルのようにように きっちりならべてあってね これが 宴 盛り上がって来ると 大変なことになるんですよね
私はこれも別行動 ぱんぱんとおまいりして おみくじをひくことに
ここのおみくじは 自動販売機だと10円なんですよ こんなに安くてあたるんですかね
いや そこはおみくじです 安くても高くても それは 大丈夫 
何が大丈夫なのか それでも いつもの私の安物買いのゼニ大丈夫(?)で
5、6回ひいてみようかしらと なりそうなのを おさえて
「寂しさに なんとはなくて 来てみれば うれし桜の 花ざかりかな」大吉
あけてみれば これです もう今日のこの日のようですね 満開でね
そこにある木にはおみくじが 花のようにむすびつけてあります
が わたしは いつもそうですが もってかえります
ひとえに もったいないからです 特にこんな感じのよいのは大事にします

さて 虎の門というと 高いビルのならぶところですねえ
しかし その間に 古い家があるのです それ いいですよね
「ぶどうや」という喫茶店 うえきばちのならぶ路地裏
こっとうひんやさんでは 昔の絵はがきを買いました 一枚は大島の椿の花 50円です
きんらんどんすのおびしめながら この歌がうかんできましたよ
2枚目は船から見たような景色です
母の故郷の美保関の絵はがき これは 買わない訳にはまいりませんがな
母の名前の鶴のえはがきはありませんでしたが これも出会うと買います
まあいろいろ買いましたが 省略します

ところで虎ノ門パストラルの車係の方は歯が上半分抜けています
半分入れ歯にするのって むずかしいし 使い勝手悪そうだな そんなことを考えながら突っ立っています 「うまれはどこですか」聞きたかったけど 聞きませんでした
ここらへんはぶっそうなので 車は車庫に入れた方がいいですよ といわれました
車庫に入れるとお金がかかるの? と聞きたかったんですけど これもやめました
夫は来るそうそう ここで バックしてて ぶつけたんです 2日目の車なのに
息子に笑われるわ そう言いました

これは ホテルのボールペンで書かせてもらっていますよ ありがとう

一人で シャワーあびよ じゃーじゃー でも903号室のこの部屋のカーテンは
やっぱりしめておきましょう だんだんおもしろくなってきたぞ
岩清水レモンジュースをのみましょう
肩が凝っておりますな 大丈夫 サロンパス このときのために 何日も前からじゅんびしてきたのですから
はさみ さいふ ふでばこ きがえ 足のサポーター かぜぐすり 頭痛薬 胃薬 鼻炎
ノート 本 新聞の切り抜き 化粧品など
このなかで 直ちに役に立ったのがサロンパス

こどもには5時過ぎに電話を入れました いくらかけても「この電話番号はただいまつかわれておりません」となります 4度目にこのホテルの説明を読みますと0をまわしてからかけるそうです そんなことしらんわよ
「お母さん Uさんからカニ送ってもらったよ。どうして食べるの?」
とりあえずゆでて 食べてもらおう

ホテルはまじあつい
フロントに「暖房してるんですか」と聞いてみる
「ハイ昼間しておりましたが 今きりました」
「よる ここひえるん?」
「さあ」
フロントさんと私の会話はどこか矛盾してる
半袖で書いています
信州は まだ寒いです
岩清水レモンの最後の一滴で シャツを濡らしてしまいました 洗濯中です


この旅日記は あと半分のこっています
さて やがて70歳の私は このノートをつづけることができるでしょうか 




《 2019.04.06 Sat  _  日記(日々) 》