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義父の事
義父の顔を 油絵の具で描いてみたことがあります
それを 他の布にぺたんと写し取る事を やってみました
そうすると もとのものより いいと思ったのです
さて それはさておき
ここからは 義父の見た夢の話です
ー私が１６のときであった
わたしは重い病にかかり（ちぶすといっていた）入院したときの事である
病室には患者が３人いて 気がつけば２人はいなくなり（亡くなった）一人になってしまった
わたしは高熱におかされ苦しんだ
そのとき なき母が 病床のまわりを まわりはじめた
幾回ともなくぐるぐるとまわりつづけ ときどきは 白雲のうえにのり
金剛杖をつきながら わたしのあたまのうえをまわり 去ろうともしなかった
あのときの夢は不思議と３日もつづいたことだった
６０年もすぎたいまも（生前の話）今なお忘れる事はできない
死して後なおも母は私を守り回復を祈りつづけてくだされたものと 母のありがたさを
いつまでもわすれることはできないー
＊
義父のこのときの夢は 不思議で とってもいい夢でしょう？
《 2019.03.30 Sat _ え 》