NEKO美術館 成瀬憲子

これらの写真は　ちいさいです

虫メガネで見てみました

いくつぐらいなのかなあ

なるほどとおもうところがあります

「のりちゃんは　同じ顔をしてるなあ」と通りすがりの叔母ちゃんに言われた事があります　それで　がっかりしたのをおぼえています

「のりちゃんは　えらいかわゆうなったなあ」　とか　そういう言い方だと　希望があっていいですよねえ　で　このそんな事もまだ言われていなかった頃の写真を　虫メガネで見てみますと　なんと　やっぱり今の自分と　同じ顔をしているのです

お客さん　「あたりまえですよ」と思われるかもしれませんが（わらい）

それでもね　私が経験した中で　「おっ！」と美人になったり　そんな人がいるんですよ

さてと鶏小屋のまえの兄との写真　兄のベルトのひもがたれているところが　かわいいですね　私には３人の兄がいたのですが　もういません　こんな小さな写真ですけど

少ないだけに　貴重ですね　いまじゃあ　うそのように　いっぱい写真が撮れますね

いろんなことを発見してみたいと思います

自分の事って　人のことより　重要なんですかね

この写真では　おかっぱあたまですが　素直なまっすぐな髪です

ところが　小学生になると　癖っ毛になって　そのうちくるくるくしゃくしゃにふくらんで　顔は同じなのに　かなりの変化を見せるのでした

母の兄弟が　顔までそんな顔をしていて　母の生まれ故郷が港町だったから　遠くそんな遺伝子が　混じっているんじゃないかと

しかしなんの確証もありません　そんな話を聞いた事もないのですから　

でも　もしかして　自分が遠い国のことにあこがれたり　絵にしたりするのは　この髪のせいかもしれないと　思ってみるのも　好きです

このあいだ　ほんまの　イタリア人のお父さんと日本人のお母さんとの間に生まれた小さな女の子が　やってきたんです　私流で行くと顔はこのままでいくか　変化するのか

そして　ラファエロの聖母子像に出てくるような　巻き毛　いやあ　なんともよかったです　

なんのはなしでしたっけ？

たわいのない話におつきあいくださいまして　ありがとうございます