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こころ 夏目漱石

「こころ」 夏目漱石 先生と私 つづき


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 やがて若葉にとざされたようにこんもりした小高い一構えの下に細い道が開けた。門の柱に打ちつけた標札に何々園とあるので、その個人の邸宅でないことがすぐ知れた。先生はだらだら上りになっている入口をながめて、「はいってみようか」と言った。私はすぐ「植木屋ですね」と答えた。
 植え込みの中を一うねりして奥へ上ると左側に家があった。あけ放った障子の内は伽藍として人の影も見えなかった。ただ軒先にすえた大きな鉢の中に飼ってある金魚が動いていた。


ここで発見したこと お客さん きいてくださいよ
「何を描けば いいんだろう 描くものが枯渇しているよ」なんてとき いまのわたしは常ですけど ありませんか?
そんなとき この漱石さんの文は 辿って描けば いい絵になりそうじゃないですか

《 2019.03.20 Wed  _  読書の時間 》